フランス語の勉強方法

映画やドラマを見ながらフランス語を勉強する方法【英語にも使える】

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「フランス語を勉強しているのだけど、フランス語のドラマを見ても登場人物が何を言っているのかわからず、挫折してしまう」「映画の内容が聞き取れるようになるために何か良い勉強法はないだろうか?」

このような方のために、今回の記事では「映画やドラマを見ながらフランス語を勉強する方法」について紹介していこう。

本記事の内容

・映画やドラマを題材にフランス語を勉強する方法

・エンジニア学校で教わった聞き取り能力を格段に上げる方法

・勉強用におすすめのフランス映画や動画

学校の授業や、言語学校でフランス語を勉強するのは良いが、時には実際のネイティブスピーカーの発音話す速度を体験してみるのもレベルアップするには必須である。その時に非常に良い勉強材料となるのが映画ドラマの存在だ。

実際にぺぎぃも幼少の頃は、幼稚園で先生や友達とフランス語を話す以外にも、家で『Le Roi Lion(ライオンキング)』『Bambi(バンビ)』などのディズニー映画を見てフランス語を身に着けてきた。しかし子供の頃は、映画を見ているだけで自然と身についていたものが、大人になるとそう簡単には覚えられなくなってしまっている。

そこで今回は、「子供の頃からフランス語の映画を見ておくように」の様な無意味なアドバイスではなく、大人の方でも今からフランス語の映画やドラマの内容が聞き取れるようになるような勉強法を紹介していこうと思う。

また第2章では、ぺぎぃがEcole d’ingénieur(エンジニア学校)の英語の授業で学んで、実際に勉強するときに用いた「聞き取り能力向上法」についても紹介しよう。この方法を実践したおかげで、TOEICの聞き取りパートではほとんど毎回満点を取ることができるようになったので非常におすすめする

ぺぎぃ&ぺぎこ
ぺぎぃ&ぺぎこ
それでは行ってみよう!

映画やドラマを見ながらフランス語を勉強する方法

では、まずは外国語で映画ドラマを題材に勉強するときの基本条件から紹介していくとしよう。

「こんなものは既に知っているし実践済みだよ!」という方は、直接第2章に進んでもらっても構わない。そこでは、ぺぎぃが英語の聞き取り能力を抜群に向上させるために実際に用いた方法を紹介している。

方法その①:知っている映画やドラマを選ぼう

まず、映画ドラマを題材に勉強するときに一番効果的な方法は、既に知っている映画やドラマを選ぶということである。例えばジブリ作品やディズニー映画など、既に日本語で見たことがある映画だったり、ハリーポッターなど、本で読んだことがある内容を映画にしたものを選ぶのがよい。

メリットは大きく分けて2つある:

一つ目、既にストーリーも内容も把握しているため、ストレスなく登場人物の会話に耳を傾けることができる。また、日本語で聞いたことがある内容でも、「ああ、フランス語ではこういう風に言うんだ!」とか、「あれ?フランス語では違う言い方をしている!」など、様々な追加要素が発見できて面白い。

二つ目、その映画を嫌いにならなくて済む。通常「勉強用」としてだけ一本の映画を活用してしまうと、意味が分からない部分や単語を調べながら何度も何度もクドクドと繰り返し見ることになる。そのため、その方法で初めて見る作品は残念なことに「勉強用の映画」として頭の中に記憶されて、名前を見ただけで「いや、もうこれはいいや」となってしまう可能性が高い。見たことがある映画や、好きな映画の場合は、既に第一印象が出来上がっているので、映画自体を嫌いになることは少ないだろう。

ぺぎぃも実際に英語を勉強し始めたときには、『新世紀エヴァンゲリオン』という日本のアニメを英語版でダウンロードして見ていたが、それが初めてそのアニメを観たときだったので、今では日本語版の同じアニメを観ても「ああ、このシーンは英語ではわかりにくくて、何度も見たな」「日本語だとイメージが全然違うな」と頭に残った固定概念が強くてあまり楽しめない。

逆に『ハリーポッター』はフランス語で内容を理解した後に英語版を見たので、苦痛というよりは「楽しかった映画を再び楽しみながら、ついでに英語を勉強する」という具合に親しみやすいのである。

ぺぎこ
ぺぎこ
せっかくなら自分が好きな映画作品でフランス語を勉強したいわね!

方法その②:字幕を活用しよう

映画を題材にして勉強するときに、「字幕の設定はどうするか?」という疑問が生まれる。考え方は十人十色だが、個人的なおすすめする方法は以下のとおりである:

1周目は、字幕一切なしで映画を見る
⇒ 理由は会話のテンポ流れを一通り耳で掴むため。別に内容を100%理解する必要はなく、飽くまで準備運動のようなものである。

2周目は、映画をシーンごとに区切り区切りにして、字幕なしでもう一度シーン別に見る
⇒ 今度はもう少し能動的に理解を深めるため、映画を細かくシーンごとに分けて、巻き戻し機能を駆使して、会話内容を聞き取ってみる。わからない単語や、聞き取りにくいフレーズなどは辞書を引いたり、メモに書いたりして、積極的に攻められるところまで攻めてみるのが良い。この作業は、映画全部を一気に見るのではなく、飽くまでシーン1シーン2と小分けにして進めていく。一つのシーンを字幕なしで見終わって、これ以上攻めることはできないとなったら、次のシーンに進む前に下に書いた「3周目」のステップに進もう。イメージとては「シーン1(2周目)⇒シーン1(3周目)⇒シーン2(2周目)⇒シーン2(3周目)⇒・・・」である。

3周目は、2周目で分けた各シーン別に字幕を表示させて、自分の理解を確かめる
⇒ ここでは、自分が理解した会話内容や、メモした単語などの答え合わせを行うのである。フランス語の字幕だけで行えればベストだが、もしそれだけでは理解が難しい場合には、単発的に日本語の字幕を表示させてみてもよい。

4周目以降は、字幕なしでもう一度初めから最後まで映画を見てみよう
⇒ ここでは、各シーンごとに分けて理解を深めた内容を、映画全体を通してもう一度おさらいするのである。もし途中で、「あれ?これは何だったっけ?」という箇所が出てきたら、遠慮なく映画を一時停止して、その部分だけ字幕を表示させて確認してみるとよい。

映画やドラマによっては、字幕が完璧に会話の内容と一致していない作品もある。その場合、方法は2つ。一、諦めて他の映画を探すか、二、それでも我慢して勉強を進めるか、である。

勿論、理想は映画の内容と字幕が完全に一致していることである。しかし、実際には映画の吹き替えと、映画の元言語の字幕訳が別々に行われていることが多く、若干聞こえる内容と書いてある内容に誤差が生じている場合がある。もし気にならない程度の誤差であれば、そのまま勉強材料として映画を使用するのもよい。

その際、「あれ?ここの部分は会話内容と字幕が違うんじゃないか?」と疑問に思った箇所はメモに書いておいて、身近にフランス語に長けている人がいれば、後日その人に確認してみるの良い方法である。

ぺぎこ
ぺぎこ
そんなに何度も何度も見たら疲れちゃうよ!
ぺぎぃ
ぺぎぃ
まぁ、今回のテーマは飽くまで「勉強」であって、「映画鑑賞」ではないからね。でも、何も同じ日に同じ映画を4周しろと言っているわけではないよ。自分に合ったペースでゆっくりと勉強するのがおすすめ!

方法その③:新しい単語はメモしよう

字幕の使い方でも少し書いたが、映画を題材にして勉強する際には受動的になってはいけない能動的に自分から積極的に攻めていく必要がある

実際、映画を題材にして勉強するのは、結構楽しいものである。参考書を読んで文法を勉強するのとは明らかに味が異なる。しかし、その面白みにだけ甘んじてしまうと、「わかった気になる」という落とし穴にはまる危険性が生じてくる。

ネイティブスピーカーの人でも同じ映画を何度も見ると、今までに気づかなかった点や、隠された意味合いを発見することが多々ある。つまり、他言語で映画を見ている皆さんにも、今まで理解しきれていなかった部分や、新たな発見要素確実に存在する。その時にもっとも有力な手助けとなるのがメモである。

とりあえず、何でもよいので、「あ、これは何を言っているかわかった!」「おや?聞き取れなかったな?何だろう、このフレーズ?」と思った箇所は、全てとりあえず映画を一時停止して紙に書いてみることを非常におすすめする

理由は以下の通り:

・聞き取れた部分に対しては、スペリングの練習にもなるし、完全に聞き取れたフレーズを物にするためのステップを一歩前進することになる。また、場合によっては「わかった気になっていたが、実際に書いてみたら少し思っていたのと違った」という落とし穴防止にもなる。

・聞き取れなかった部分に対しては、これは言わずとも「何を言っているのだろう?」聞き取り能力を鍛える練習になる。遠慮なく、何度も同じシーンを見直したり、辞書を引いたり、字幕を使ったりと、とりあえず「聞き取れそうで聞き取れない気持ちの悪い部分を全て少しずつ取り除いていこう!

ぺぎこ
ぺぎこ
とりあえずぺぎこは今読んだことをメモしておくですよ。

方法その④:同じ映画を何度も見よう

最後に、これはフランス語に限らず、一般的な言語能力を高めるための秘訣。それは、同じ映画を繰り返し何度も見ること

一度だけ見て頭に入りきらなかった部分や、聞き逃した部分を拾い集めるために必要な、言わば当たり前の行為である。

しかし、一つだけ注意したいのは、先ほどから何度も書いているように受動的にはならないこと。映画館で友達と一緒に映画を見るのなら全く問題ないが、今回は飽くまで映画やドラマを題材とした勉強

すなわち、
とりあえず目の前の画面に映画を垂れ流しておけば言語能力が上がっていくという甘い考えは捨てたほうがよい

映画を一回見て、大体の構成や内容を理解できたと思ったら、次はシーン別にもう一度、各登場人物が何を言っているのか、どんな言い回しを使っているのか、実際に書き出してみることはできるか、色々と攻めて攻めて攻めまくりながら、隅々まで一本の映画を攻略するそれが映画で言語能力を向上させる一番の方法である。

当然、この作業は疲れるので、何も一日で終わらせろと言っているわけではない。一、二週間はこの映画だけを見続けると決めて、次に登場人物が大体何を言うのかがわかるようになるまで搾り取れるところを搾りとるのがよい。]

ぺぎぃ
ぺぎぃ
だからこそ、①の話に戻るけど、映画の選択は大事だよね。面白くない映画を2週間もかけて攻略するとなると、苦痛でしかないし、最悪フランス語が嫌いになっちゃうよ。

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エンジニア学校で教わった 聞き取り能力を格段に上げる方法【超おすすめ】

それではお待ちかね!本章では、ぺぎぃが実際にEcole d’ingénieur(エンジニア学校)の英語の授業で実践した、格段に外国語の聞き取り能力を向上させるための方法について紹介しよう。

1. 聞き取り能力を格段に上げる手法

いきなり結論から始めると、聞き取り能力を格段に上げるための方法とは、ズバリ:

映画やドラマの内容を一言一句違えずに紙に書き写すこと

である。

いや、読み間違いではない、「一言一句」である。全ての登場人物の、すべての会話内容をメモ用紙に初めから最後まで書いていくのである。

まぁ、「初めから最後まで」というのは少しだけ語弊がある「決めた部分の初めから最後まで紙に書く」と言った方がよいだろうか?何もラブシーンも含め、2時間映画の全ての内容を紙に書けと言うわけではない。

「ここはちょっと難しい」「ここは会話が豊富だ」という部分を2~5分単位で抜粋して、その部分の内容を一言一句違えずに紙に書く、ということである。

手法のメリット&効果

この手法のメリットは主に3つある:

① 今まで何となくわかったような気になっていた部分が完全に白日の下に晒される

② ネイティブスピーカーの早口が聞き取れるようになる

③ 単語力が増える

以上である。

単純すぎるかもしれないが、この手法の絶大的な効果はぺぎぃ自信が英語で体験したので保障する。この手法のおかげでTOEICの聞き取りでは495点(満点)、総合点では900点台をたたき出すことに成功したのである。

特に映画やドラマを題材に勉強する際には、①の「わかったような気になっていた部分」非常に曲者

ぺぎぃは『Fawlty Towers』(フォルティ・タワーズ)というイギリスのドラマで勉強をしていた。初めは「ほうほう、面白い面白い」とストーリーも内容も完璧に理解した気になっていたが、冒頭のたった2分をメモ用紙に書き写してみろと英語の先生に言われて試してみたところ、出るわ出るわ!全く聞き取れていなかった些細な言葉や、そもそもどのような意味なのか全くわからない単語山のように!

フランス語でも全く同じことが言える。一回皆さんも騙されたと思って、好みの映画やドラマを5分ほど切り取って、会話内容を全て紙に書いてみてほしい。何回も見たことがある映画でも全く構わない。おそらく、わかった気になっていたが実際には何を言っているのか聞き取れない単語の数に唖然とすることだろう

今回の手法では、それらの細かい部分を集中的に突いて、言語の聞き取り能力を向上させようというのが目的である。

ぺぎこ
ぺぎこ
たしかに、わかった気になっているけど、細かいところは聞き取れていない部分が多々ありそうね!
ぺぎぃ
ぺぎぃ
そこなんだよ!その細かい部分を一つ一つ綿密に拾い上げていって、最終的には無意識に聞き取れるようなレベルまで持っていけば、最強になれるのさ!

2. この手法の実践方法

それでは続いて、手法の実践方法について解説していこう。まぁ、とは言え、内容がかなりシンプルなので既に理解した方も多いと思う。

① まずは好きな映画やドラマを決めよう

まずは、フランス語(または好みの言語)で聞くことができる、好みの映画やドラマを選択しよう。

個人的には、なるべく人と人との会話が多く、内容があまり重苦しくないコメディなどをおすすめする。

聞き取れなかった部分を何度も繰り返し聞くことになるので、悲しい話よりかは、理解が深まるにつれてギャグジョークネタの意味がだんだんわかってくるような楽しい映画がよいと思う。例を挙げるなら、『Les intouchables』『Le dîner de cons』などがよいだろうか?『Les bronzés font du ski』なども非常に面白い。

② シーンを選ぶため、一回映画を見てみよう(字幕なし)

次に、書き写すシーンを選択するために、映画を好きに見ていこう。このときに字幕は当然「なし」に設定することを推奨する。これから内容を聞き取りだけで書き写していこうというのに、字幕を見てしまってはハードルが下がってしまって残念である

③ 書き写したいシーンが決まったら、そこだけノンストップで見てみよう

「ここだ!ここがいい!」と書き写したい場所が決まったら、一旦映画を中断して、もう一度そのパートだけを集中してノンストップで見てみよう。パートの長さは大体2~5分程度が望ましい。あまり長すぎても途中で疲れて集中力が低下してしまうので、もし10分とかのシーンを書き写したいのであれば、5分と5分などど小分けにすることをおすすめする。

④ 一言一句違えずに書き写してみよう

では、いよいよ一言一句違えずに選択したシーンの最初から最後までの内容を用紙に書き写してみよう

やり方としては、いきなり一気に全部流すのではなく、10秒とか15秒とかの細かい区切りにして、書いていくのがおすすめ。

すると、途中で当然、聞き取れない言葉や単語が出てくるかと思う。「あれ?聞き取れるようで聞き取れない!」「え?今なんて言ったの?」と言った感じである。その際には、遠慮なく巻き戻して何度も何度も繰り返しその部分を聞こう。書きだせるようになるまで。

⑤ 本当に聞き取れない単語はどうするか?

「そうは言っても、本当に聞き取れない単語があるよ!」「これは100回聞いてもわからないよ!」、このような声が聞こえてきそうである。でも心配はいらない

そういう時には、聞こえた音をとりあえず紙にメモしておこう。「とりあえずこんな感じに聞こえた」というのをアルファベットで書いておくのである。綴りは全く気にしなくてもよい。ルールは「空白を残すな!」というものだけ。スペルとかは後ほどスマートフォンの自動訂正機能を使ったり、Googleで検索してみたりすれば訂正できるのである。

とりあえず、空白だけは残してはいけない。それだけが鉄の掟である。

⑥ 書き終わったら答え合わせをしよう

内容を書き写したら、答え合わせをしよう。これは先ほど区切った10~15秒単位の内容を書き写したごとに答えを合わせて行ってもよいし、一気にシーンの最初から最後までを書き写した後で答え合わせを行ってもよい。

一番簡単な答え合わせの方法としては、字幕が実際の会話内容とピッタリ一致している場合、字幕を表示させて自分の紙に書いた内容と照らし合わせていくというものである。

もし字幕がなかったり、字幕が実際の会話内容と微妙にずれていた場合には、ネイティブスピーカーの力に頼ろう。友達、恋人、先生など、近くにいるネイティブスピーカーの方に映画の内容を見てもらい、自分の書いた内容を訂正してもらうのである。ぺぎぃが英語の勉強をしていた時には学校の先生が答えを教えてくれていた。

3. この手法を用いるために必要な語学力

この手法確実に成果を出すが、紹介した通り「映画やドラマの内容を一言一句違えずに書く」という荒業であるため、最低限日常会話レベルのフランス語に到達していなければ難しいと思う。DELFのレベルで言えば、B1~B2くらいのレベルが妥当だろうか。

しかしそれでも、「自分はまだA1レベルだけど、この方法を実践してみたい」という方がいれば、是非とも試してみてほしい。出だしが少々きつくなるということだけである。

その理由は単純。映画の音声を聞いたときに判別できる単語数の上限は、自分が身に着けているボキャブラリーの数と一致するからである。したがって、B2レベルのボキャブラリーを習得している人と、A1レベルのボキャブラリーしか習得していない人では、当然判別できる単語の数が圧倒的に異なるのだ。

つまり、A1レベルでもこの手法を用いてチャレンジしてみることは勿論可能だが、あまりにも聞き取れる単語数が少なすぎて、途中で心が折れてしまわないように注意してほしいのである。

ぺぎぃ
ぺぎぃ
逆に言えば、A1レベルの人が挫折せずにこの勉強法を貫くことができれば、聞き取り能力は一気にB2かそれ以上まで上達することが可能ということだね。

4. この手法を用いるために必要な環境

先程手順で紹介したように、この手法最大のポイントは最後の「⑥ 答え合わせ」の部分である。特に映画ドラマの字幕が完全に会話内容と一致していない場合には、答え合わせの方法は皆さんの環境によって大きく二つわかれる

1、皆さんの近辺に一緒に映画を見てくれるフランス語(または勉強したい言語)のネイティブスピーカがいる場合

2、皆さんが一人で映画を見て勉強をする場合

この「1」で言うネイティブスピーカーとは、学校の先生でも、友達でも、恋人でも、ホームスティ先のおばちゃんでも、誰でもよい。しかし、自分に対して時間を割いてくれ一緒に映画を見る勉強に付き合ってくれる意思のある人でなくてはならない。「いいよ、手伝うよ。映画を見てわからないところがあったら、また明日聞いてくれ!」とかいう人は、残念ながら「1」のカテゴリーには当てはまらない

もし身近に一緒に映画やドラマを見てくれるネイティブスピーカーがいない場合は、とりあえず選択したシーンの内容を紙に書いておき、後日学校の先生や知り合いのネイティブスピーカーの方に動画と書き写した内容の両方を見てもらい、間違えた個所や聞き取れなかった個所を訂正してもらうしかない。

一番ネックなのは、「鉄は熱いうちに打て」というように、の方法では圧倒的に1の方法の方が向上スピードが速い。また、の場合にも、近場に助けてくれるネイティブスピーカー全くいないという方は行き止まりになってしまうのである。その場合は仕方がないので、若干内容と異なる字幕でも、使えるものは使って自分の書いた内容と照らし合わせることをおすすめする。初めて聞く単語が字幕に記されていることもあるだろう。

また、本当に最悪の場合はYoutubeなどで動画のシーンが載っていないか確認して、ヤフーの知恵袋で助けを求めるのもありである。

ぺぎこ
ぺぎこ
ぺぎぃは英語の先生が直してくれていたんだよね?
ぺぎぃ
ぺぎぃ
そう、今考えると素晴らしい先生が近場にいてくれて、とてもラッキーだったよ。

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勉強材料としておすすめのフランス映画や動画

最後に、ぺぎぃのおすすめのフランスの映画を、せっかくなので少しだけ紹介しておこう。

本来は別の記事で「フランスの映画10選」とか、おすすめをまとめてみる予定であるのだが、今回は本記事を最後まで読んでくれた皆さんのために、イチオシを紹介しておこう。

1. おすすめの映画

『Les Intouchables(最強のふたり)』


『Les Intouchables(最強のふたり)』は、2011年に初めて上映されたフランスの映画。内容は頸髄損傷で体が不自由な富豪のフィリップと、その介護人となった貧困層の移民のドリストの交流を描いた、実話に基づく話である。

登場人物が然程多くないのですんなりとストーリーが理解できるうえに、非常にギャグ要素が多く、面白おかしくフランス語を学ぶことができるのでおすすめする。個人的にも見ていて全く退屈しなかった。

また、フランスのフランス映画での歴代観客動員数では2位を誇る大ヒット作品なので、知名度もものすごく高く、フランス人の友達との話題のネタにするのにもよいかも。

『Le fabuleux destin d’Amélie Poulain(アメリ)』

『Le fabuleux destin d’Amélie Poulain(アメリ)』もまた、フランスでは非常に名高い映画作品である。初めて公開されたのは2001年。

内容の説明は極めて難しく、映画を見てもらうのが一番手っ取り早いが、簡単にまとめるとパリのMontmartre(モンマルトル)を舞台に、Amélie(アメリ)という名前のパリジェンヌ女性の若い人生をたどっていくというものである。

こちらもユーモアセンスにあふれているため、思わず笑ってしまう場面があったり、テンポが非常によく映像や音楽がきれいなので何度見てもあまり飽きることはない。また、とても不思議な話で、色々と細かい要素がちりばめられているので、話の理解が深まれば深まるほど面白くなっていく。フランス語を勉強する台座としてはもってこいだとぺぎぃは思う。

2. Youtubeもおすすめ

ちなみに、記事を書きながら思いついたのだが、最近ではYoutube貴重な動画の宝庫となっているので、使わない手はない。

例えばCyprienなど、有名なフランスのユーチューバには、ショートコントのような動画を投稿している方もいて、字幕もしっかりと内容に沿って作成されている

勉強題材として会話内容と字幕がぴったりと一致する短い動画作品を探している人にはおすすめ。フランス人の日常の話し方や速度が完璧に再現されているため、Youtubeとはいえ、決して馬鹿にできない勉強材料である。

以下に例を載せておく(キャプチャをONにすると字幕が表示される):

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POSTED COMMENT

  1. Petit Kimono より:

    映画から学ぶ勉強方法は、ずっと気になっていました。
    さっそく、「最強のふたり」を購入しました。
    手元に届くのは、1ヶ月後です。
    ぺぎぃさんの動画で引き続き学習します。

    最近気になる単語は、truc です。使い方を教えていただけたら、嬉しいです。
    よろしくお願いいたします。

    • onsenpeggy より:

      Petit Kimonoさん、コメントありがとうございます!
      『最強のふたり』は笑えるし、日常会話で使える単語がすごく出てくるため、とてもおすすめです!良い選択肢だと思います。

      「Truc」ですね。承知しました。
      他にも「Machin」や「Chose」など、似たような使われ方をする言葉がたくさんありますので、今度記事や動画にしてみます。(*^▽^*)

  2. Moris より:

    わかりやすい説明で助かっています。

    リクエストです。N’importe +疑問符の使い方がいまいちわかりません。これについてYouTube動画を作ってもらえるとうれしいです。

    • onsenpeggy より:

      Morisさん、コメントありがとうございます!
      なるほど、「N’importe + 疑問詞」の表現ですね!承知しました。今度動画で説明してみます!(*^▽^*)

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