フランス語で自分の意見を述べたり、文章を書いたりするとき、「何か単調になってしまう…」と感じたことはないだろうか?

とか

もっと説得力を持たせたい!ネイティブのように論理的で滑らかなフランス語を話したい!

このような方はいないだろうか?

心配しなくてもよい。正常である。

その鍵を握るのが、文章の「関節」の役割を果たす論理接続詞(Articulateurs logiques)である。これを使いこなすことは、単語や文法を覚えるのと同じくらい重要なのだ。

そこで、

今回の記事では、ぺぎぃが今まで培ってきた経験と全身全霊を込めて、DELF B2レベルの基本的な接続詞から、DALF C1・C2レベルの洗練された表現まで、レベル別に体系的に解説していくとしよう。

本記事の内容

  • 【B2レベル】論理的な文章の土台を築く必須接続詞
  • 【C1レベル】表現を洗練させる応用接続詞
  • 【C2レベル】ネイティブレベルの高度な接続詞

ここでは、日仏ハーフのぺぎぃがネイティブ目線で「どの場面でどの接続詞を使うべきか」「それぞれのニュアンスの違い」まで解説しているので、最後まで読んでいただければ論理接続詞の使い分けがすっきりと理解できるようになっていると思う。

ぺぎぃ
ぺぎぃ
DELF/DALF試験、特にB2以上のレベルでは、接続詞の使い方が合格を大きく左右すると言っても過言ではないよ。まぁ、ぬるい温泉につかった気分で任せておくといい!

なお、フランス語文法講座の他の記事に興味がある方は、以下のリンクより確認してほしい。

ぺぎぃのフランス語講座~フランス語文法【まとめページ】このページでは、今までにぺぎぃが作成してきた「フランス語の文法」に関する記事をまとめている。興味がある方は是非とも参考にしていただければ嬉しい。...

【DELF B2レベル】論理的な文章の土台を築く必須接続詞

DELF B2レベルのフランス語接続詞で論理的な文章の土台を作るイメージ

DELF B2レベルでは、自分の意見を明確に述べ、筋の通った議論を構成する能力が求められる。ここで紹介する接続詞は、そのための「骨格」となる最も重要なツールである。

まずはこれらの基本的な接続詞を確実にマスターし、論理的な文章作成の土台をしっかりと築いていこう。

ぺぎこ
ぺぎこ
B2レベルって、具体的にどんな接続詞を覚えればいいの?
ぺぎぃ
ぺぎぃ
原因・理由、結果、追加、対立・譲歩、結論など、目的別に見ていくとしよう。これが使いこなせれば、論理的な文章が書けるようになるよ。

1-1. 原因・理由を表す接続詞

原因や理由を説明するための基本的な表現である。それぞれのニュアンスの違いを理解することが重要だ。

接続詞意味とニュアンス使い方・注意点
parce que~だから、なぜなら最も一般的。話し言葉でも書き言葉でも使われる。
carなぜならparce queよりフォーマル。主に書き言葉。文頭には来ない。
comme~なので原因・理由を先に述べる。必ず文頭に置く。
grâce à~のおかげでポジティブな原因に使用。
à cause de~のせいでネガティブな原因に使用。

1. Peggy n’est pas venu parce qu’il avait une réunion.(ぺぎぃが来なかったのは、会議があったからです)
⇒ 「parce que」を使用した最も一般的な表現。

2. Peggy n’est pas venu car il avait une réunion.(ぺぎぃが来なかったのは、会議があったからです)
⇒ 「car」はよりフォーマル。書き言葉向き。

3. Comme Peggy avait une réunion, il n’est pas venu.(ぺぎぃは会議があったので、来ませんでした)
⇒ 「comme」は必ず文頭に置く。原因を先に述べる形。

4. Pegiko a réussi l’examen grâce à l’aide de Peggy.(ぺぎこはぺぎぃの助けのおかげで試験に受かった)
⇒ ポジティブな原因には「grâce à」を使用。

5. À cause de la pluie, Peggy n’a pas pu sortir.(雨のせいで、ぺぎぃは外出できなかった)
⇒ ネガティブな原因には「à cause de」を使用。

grâce à」と「à cause de」は後に名詞(句)が続くことに注意。動詞を続ける場合は「parce que」などを使う。

1-2. 結果を表す接続詞

ある事柄から導かれる論理的な結果を示す表現である。

接続詞意味とニュアンス使い方・注意点
doncだから、したがって論理的な帰結を導く最も一般的な接続詞。
alorsだから、それで口語的。会話でよく使われる。
c’est pourquoiそういうわけでdoncalorsより少し丁寧な表現。
c’est la raison pour laquelleそういう理由で最もフォーマル。書き言葉やスピーチ向け。

1. Peggy n’a pas le permis, donc il ne peut pas conduire.(ぺぎぃは免許を持っていないので、運転できない)
⇒ 「donc」を使用した最も一般的な表現。

2. Pegiko doit conduire, alors elle ne boit pas d’alcool.(ぺぎこは運転しなければならないので、アルコールは飲まない)
⇒ 「alors」は会話でよく使われる。「donc」ほどの論理性はないが、結果を表す言葉。

3. Les prix ont augmenté, c’est pourquoi Peggy et Pegiko doivent faire des économies.(物価が上がったので、ぺぎぃとぺぎこは節約しなければならない)
⇒ 「c’est pourquoi」はやや丁寧な印象を与える。

ぺぎこ
ぺぎこ
donc」と「alors」って、どう使い分けるの?
ぺぎぃ
ぺぎぃ
donc」はどちらかというと書き言葉向きで論理的な響き、「alors」はカジュアルな会話でよく使うよ。友達と話すときは「alors」、レポートを書くときは「donc」という感じかな。

1-3. 追加を表す接続詞

すでにある情報に、さらに情報を付け加えるときに使う。

接続詞意味とニュアンス使い方・注意点
etそして最も基本的な接続詞。
aussi~もまた稀に例外もあるが、基本的には文頭には置けない。通常、動詞の後に置く。
de plusさらにフォーマル。新しい論点を追加する際に使う。
en outreその上、さらにde plusと似ているが、よりフォーマル。
non seulement…mais aussi~だけでなく…も2つの要素を強調して追加。

1. Peggy a de bonnes et de mauvaises idées.(ぺぎぃには良いアイデアと悪いアイデアがある)
⇒ 「et」を使用した最も基本的な表現。「良いアイデア、そして悪いアイデア」ともとれる。

2. Peggy aime le café. Pegiko aime aussi le café.(ぺぎぃはコーヒーが好きだ。ぺぎこもコーヒーが好きだ)
⇒ 「aussi」は動詞の後に置く。

3. De plus, il est important de prendre en compte les coûts.(さらに、コストを考慮に入れることが重要です)
⇒ 「de plus」は文頭に置いて新しい論点を追加。

4. Peggy déteste non seulement la pluie mais aussi le froid.(ぺぎぃは雨だけでなく寒さも嫌いだ)
⇒ 「non seulement … mais aussi」で2つの要素を強調。

1-4. 対立・譲歩を表す接続詞

ここでは2つの概念を理解することが重要である。

  • 対立(Opposition):2つの対照的な事柄を並べる
  • 譲歩(Concession):ある事実を認めつつも、それと矛盾する別の事実を述べる
接続詞意味種類注意点
maisしかし対立最も一般的な逆接の接続詞。
cependantしかしながら対立maisよりフォーマル。
pourtantとはいえ、それでも対立強い驚きや予想外の矛盾を暗示。
en revancheその一方で対立2つの事柄を明確に対比。
bien que~であるけれども譲歩接続法(subjonctif)が続く。
malgré~にもかかわらず譲歩後には名詞(句)が続く。

1. Peggy est travailleur, mais son frère ne l’est pas.(ぺぎぃは働き者だが、彼の兄はそうではない)
⇒ 「mais」で対立する2つの事柄を並べる。

2. L’appartement de Pegiko est grand, pourtant elle manque de place.(ぺぎこのアパルトマンは広い。それにもかかわらず、スペースが足りない)
⇒ 「pourtant」は予想外の矛盾を示す。

3. Le coût de la vie est très élevé à Tokyo. En revanche, les salaires ne le sont pas autant.(東京の物価は非常に高い。その一方で、給料はそこまで高くない)
⇒ 「en revanche」で明確に対比。

4. Bien que Peggy soit fatigué, il continue à travailler.(ぺぎぃは疲れているけれども、働き続けている)
⇒ 「bien que」の後は接続法。「soit」は「être」の接続法形。

5. Malgré le mauvais temps, Pegiko va sortir.(悪天候にもかかわらず、ぺぎこは外出する)
⇒ 「malgré」の後は名詞。

ぺぎこ
ぺぎこ
bien que」の後って接続法なのね…難しそう。
ぺぎぃ
ぺぎぃ
接続法が難しければ、同じ意味の「malgré + 名詞」を使えばいいよ。例えば「Bien qu’il pleuve」の代わりに「Malgré la pluie」と言える。便利だろう?

https://onsenpeggy.com/bien-que-meme-si-quoique/

1-5. 結論・要約を表す接続詞

話や文章を締めくくるための表現である。

接続詞意味とニュアンス使い方・注意点
pour conclure結論としてスピーチや文章の最後に使う標準的な表現。
en conclusion結論としてpour conclureと同様だが、より書き言葉的。
en somme要するに、つまりこれまでの内容を要約して結論づける。
bref要するに、手短に言えば話を短くまとめたいとき。やや口語的。

1. Pour conclure, je dirais que cette solution est la meilleure.(結論として、この解決策が最善だと言えるでしょう)
⇒ 「pour conclure」はスピーチの締めくくりに最適。

2. Bref, pour toutes ces raisons, Peggy est contre ce projet.(要するに、これら全ての理由から、ぺぎぃはこのプロジェクトに反対です)
⇒ 「bref」は会話でよく使われる。

B2レベルでは、parce quedoncを使いすぎないことが重要!
commec’est pourquoiを意識的に使うだけで、文章がぐっと引き締まる。

ぺぎぃ
ぺぎぃ
B2レベルの接続詞は、論理的な文章の「骨格」だよ。これらを使いこなせるようになっていれば、次のC1レベルに進む準備ができたということだね。

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【DALF C1レベル】表現を洗練させる応用接続詞

DALF C1レベルのフランス語接続詞で表現を洗練させるイメージ

DALF C1レベルでは、より繊細なニュアンスを表現し、議論をエレガントに展開する高度な言語能力が求められる。

ここで紹介する接続詞は、読者の皆様の主張に深みと説得力を与え、単に事実を繋ぐだけでなく、書き手としての視点や評価を示すのに役立つだろう。

ぺぎこ
ぺぎこ
C1レベルになると、どんな違いがあるの?
ぺぎぃ
ぺぎぃ
B2で学んだ基本の接続詞をさらに洗練させた表現を学ぶよ。例えば「parce que」の代わりに「étant donné que」を使うと、ぐっと知的な印象になるんだ。

2-1. より繊細な原因・理由

B2レベルの「parce que」や「car」から一歩進んで、理由の背景にあるニュアンスを表現する。

接続詞意味とニュアンス使い方・注意点
étant donné que~という事実を考慮すると既知の事実や明白な事実を理由として提示。parce queより穏やかな導入。
en raison de~が原因で、~によりフォーマルな表現。行政文書やニュースで頻出。後に名詞が続く。
d’autant plus queなおさら~なので既にある事柄をさらに強調する理由を追加。
sous prétexte que~という口実で理由が疑わしい、単なる「言い訳」というニュアンス。

1. Étant donné que les inscriptions sont terminées, nous ne pouvons plus accepter de nouveaux étudiants.(登録が締め切られたことを考慮し、これ以上新しい学生を受け入れることはできません)
⇒ 「étant donné que」で既知の事実を穏やかに導入。

2. En raison du mauvais temps, le concert a été annulé.(悪天候により、コンサートは中止されました)
⇒ 「en raison de」はニュースや公式発表でよく使われる表現。

3. Peggy est très fatigué, d’autant plus qu’il n’a pas bien dormi cette nuit.(ぺぎぃはとても疲れている、というのも昨夜よく眠れなかったからなおさらだ)
⇒ 「d’autant plus que」で追加の理由を示し元の主張を強調。「さらに言えば」みたいな感じだろうか。

4. Pegiko a annulé notre dîner sous prétexte qu’elle avait mal à la tête.(ぺぎこは頭が痛いという口実で私たちのディナーをキャンセルした)
⇒ 「sous prétexte que」は理由が「言い訳」っぽいというニュアンスを含む。

ぺぎこ
ぺぎこ
ちょっと!「sous prétexte que」って、私が嘘をついたみたいじゃない!
ぺぎぃ
ぺぎぃ
あはは、これは例文だよ。でもこの接続詞を使うと、理由に疑いを持っているニュアンスが出るから、使い方には注意が必要だね。

2-2. 結果とその背景

単なる結果だけでなく、その結果が意図されたものか、予期せぬものかといった背景を示す。

接続詞意味とニュアンス使い方・注意点
si bien queその結果予期せぬ結果を導く。
de sorte que~するように、その結果意図された結果や目的を導く。

1. Il a plu toute la nuit, si bien que la rivière a débordé de son lit.(一晩中雨が降ったので、その結果、川が氾濛した)
⇒ 「si bien que」は予期せぬ結果を表す。

2. Peggy a parlé très lentement de sorte que tout le monde ait le temps de le comprendre.(ぺぎぃは、皆が理解する時間を持てるように、非常にゆっくりと話した)
⇒ 「de sorte que」は意図された目的を表す。

2-3. 洗練された対立・譲歩

議論に深みを与え、バランスの取れた視点を示すのに役立つ。

接続詞意味とニュアンス使い方・注意点
à l’inverse反対にen revancheより明確な対比・対立を示す。
cela ditとは言うものの前に述べたことを認めつつ、相反する意見を導入。
certes確かに~だがCertes …, mais …」の形で譲歩を示す。非常に有効な論証テクニック。
quoi qu’il en soitいずれにせよ議論を一旦区切り、本題に戻る。

1. Certains sont pour le port de l’uniforme. À l’inverse, d’autres rejettent cette initiative.(制服着用に賛成する人もいる。反対に、その取り組みを拒否する人もいる)
⇒ 「à l’inverse」で2つの立場を明確に対比。

2. La municipalité a agi. Cela dit, il aurait fallu que cette mesure soit aussi appliquée aux vitrines.(市は行動を起こした。とは言うものの、この措置はショーウィンドウにも適用されるべきだった)
⇒ 「cela dit」で認めつつも補足・批判を加える。

3. Certes, le commerce équitable se développe, mais il ne représente encore que 0,1 % du marché mondial.(確かにフェアトレードは発展しているが、まだ世界市場の0.1%に過ぎない)
⇒ 「certes … mais」で相手の主張を認めてから反論する高度なテクニック。

4. Les débats sont passionnés. Quoi qu’il en soit, il devient impératif de trouver des solutions.(議論は白熱している。いずれにせよ、解決策を見つけることが急務となっている)
⇒ 「quoi qu’il en soit」で議論を一旦区切って結論に導く。

「Certes …, mais …」は、反対意見に反論する前に
相手の主張を一度認める、非常に高度な論証テクニック。
ディベートで使うと効果的!

2-4. 目的を表す接続詞

B2レベルの「pour」よりもフォーマルで、明確な目的を示す。

接続詞意味使い方・注意点
afin de + 不定詞~するために主語が変わらない文で使用。
afin que + 接続法(主語)が~するために主語が異なる場合。接続法が続く。

1. Peggy doit agir rapidement afin de livrer le projet à temps.(プロジェクトを時間通りに納品するために、ぺぎぃは迅速に行動しなければならない)
⇒ 主語が同じなので「afin de + 不定詞」を使用。

2. Peggy doit agir rapidement afin que le projet soit livré à temps.(プロジェクトが時間通りに納品されるように、ぺぎぃは迅速に行動しなければならない)
⇒ 主語が異なる(Peggy ≠ le projet)ので「afin que + 接続法」を使用。

2-5. 議論の転換と結論

議論の流れを巧みにコントロールし、C1レベルにふさわしい結論を導く。

接続詞意味とニュアンス使い方・注意点
quant à~に関しては新しい話題を導入、特定のテーマに焦点を当てる。
d’ailleursところで、さらに言うと前の発言を補強する情報を付け加える。
en définitive最終的に、結局のところen conclusionより洗練された結論の表現。

1. Les jeunes savent utiliser les nouvelles technologies. Quant aux personnes âgées, elles ont souvent besoin d’aide.(若者は新しいテクノロジーの使い方を知っている。高齢者に関しては、助けが必要なことが多い)
⇒ 「quant à」で新しい話題(高齢者)に焦点を移す。

2. La qualité de l’éducation en France ne cesse de baisser. D’ailleurs, les budgets pour l’éducation n’ont jamais été aussi bas.(フランスの教育レベルはどんどん下がってきている。さらに言うと、教育予算がかつてないほど低くなっている)
⇒ 「d’ailleurs」で前の発言を補強する情報を追加。

3. En définitive, il appartient à chaque famille de trouver une solution pour l’éducation de leurs enfants.(結局のところ、自信の子供の教育方法は、各家族が自分で見つけなければならないのである)
⇒ 「en définitive」は熟考の末の最終的な結論というニュアンス。

ぺぎぃ
ぺぎぃ
C1レベルの接続詞は、考えを正確かつ雄弁に伝えるための強力な武器だよ。これらを使いこなせれば、フランス語を勉強中の皆様のフランス語はより説得力を増すはずだね。

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【DALF C2レベル】ネイティブレベルの高度な接続詞

DALF C2レベルのフランス語接続詞をマスターしネイティブレベルに到達するイメージ

DALF C2レベルでは、ほとんどネイティブスピーカーと変わらない、極めて高度な言語運用能力が要求される。

ここで学ぶ接続詞は、非常に特殊な状況や文学的な文脈で使われることが多く、使いこなせればあなたのフランス語能力が最高レベルにあることの証明となる。

ぺぎこ
ぺぎこ
C2レベル…ついに最終段階ね。難しそう…
ぺぎぃ
ぺぎぃ
大丈夫。ここまで来たなら、もう一息だよ。文学的で表現力豊かな接続詞の世界を一緒に探求しよう!

3-1. 高度な譲歩

単純な譲歩ではなく、逆説的なニュアンスや強い対比を表現する。

接続詞意味とニュアンス使い方・注意点
avoir beau + 不定詞いくら~しても無駄だ努力と否定的な結果の強い対比を示す。
si + 形容詞 + que + 接続法どんなに~であっても非常に強い譲歩を表す文学的な表現
n’empêche queそれでもなお~だある事実と矛盾する別の事実を付け加える。

1. Peggy a beau expliquer, Pegiko ne comprend pas son point de vue.(ぺぎぃがいくら説明しても、ぺぎこは彼の視点を理解しない)
⇒ 「avoir beau」で説明という努力をしても、理解されないという否定的な結果を表現。

2. Si grand que soit son appartement, Pegiko manque de place.(彼女のアパルトマンはどんなに広くても、ぺぎこはスペースが足りない)
⇒ 「si + 形容詞 + que + 接続法」は文学的で格調高い表現。

3. L’appartement de Peggy est grand, n’empêche qu’il manque de place.(ぺぎぃのアパルトマンは広い。それでもなお、スペースが足りないのだ)
⇒ 「n’empêche que」で「広い」という事実と「スペースが足りない」という矛盾を表現。

3-2. 強い因果関係

原因と結果の関係だけでなく、その「程度」や「質」を強調する表現である。

接続詞意味とニュアンス使い方・注意点
à tel point que / au point que~するほど、あまりに~なので非常に強い原因・程度を示す。
tant et si bien que非常にうまく~したので素晴らしい結果に繋がったポジティブな表現

1. Le vent a soufflé à tel point que le toit de la maison est parti.(風があまりに強く吹いたので、家の屋根が吹き飛んでしまった)
⇒ 「à tel point que」で風の強さの程度を強調。

2. Peggy a expliqué la leçon tant et si bien que tous ses élèves ont eu une excellente note à l’examen.(ぺぎぃが非常にうまく授業を説明したので、生徒全員が試験で素晴らしい点を取った)
⇒ 「tant et si bien que」で素晴らしい説明が素晴らしい結果に繋がったことを表現。

3-3. 条件を表す高度な表現

仮定や条件を、より繊細なニュアンスで表現する。

接続詞意味とニュアンス使い方・注意点
pour peu que + 接続法ほんの少し~しさえすればごくわずかな条件で結果が起こる。
en admettant que + 接続法~だと仮定すれば不確かな条件のもとでの可能性を示す。

1. Pour peu que tu baisses le volume de la musique, on pourra parler.(君が音楽の音量を少し下げさえすれば、私たちは話せるのに)
⇒ 「pour peu que」でごく簡単な条件を示す。

2. Peggy aura des places pour le concert en admettant qu’il y en ait encore.(まだチケットが残っているとすれば、ぺぎぃはコンサートの席を取れるだろう)
⇒ 「en admettant que」でチケットが残っているかどうか不確かな条件を表現。

ぺぎこ
ぺぎこ
C2レベルの接続詞、本当に洗練されてるわね!使いこなせたらかっこいい!
ぺぎぃ
ぺぎぃ
これらの表現を使いこなせれば、ネイティブでも「おっ」と思うレベルだよ。でも焦らずに、まずはB2、C1をしっかり固めてからだね。

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まとめ

フランス語の論理接続詞の学習まとめ - DELF DALF試験対策の完成イメージ

本記事では、フランス語の論理接続詞(Articulateurs logiques)について、DELF B2からDALF C2までのレベル別に解説してきた。

  • 【B2レベル】:論理的な文章の「骨格」となる必須接続詞
  • 【C1レベル】:表現を洗練させる応用接続詞
  • 【C2レベル】:ネイティブレベルの高度な接続詞

これらの接続詞は、単に暗記すべき単語リストではない。自分の考えをより豊かに、より正確に、そしてより説得力をもって表現するための「思考の道具」である。

学習のコツ:

一度にすべてをマスターしようと焦る必要はない。まずは各レベルで「これは使ってみたい!」と思ったものを2~3個選び、作文や会話の中で意識的に使ってみよう。実際に使うことで、これらの言葉はあなたの血肉となり、フランス語の表現力を新たな高みへと引き上げてくれるはずである。

ぺぎぃ
ぺぎぃ
Bon courage ! 頑張ってね!

練習問題

では、最後に今回学んだ内容の理解度を確認するために、いくつか練習問題を解いてみよう。

問題1:適切な接続詞を選びなさい

  1. Peggy n’est pas venu __________ il avait une réunion.
    a) grâce à b) à cause de c) parce que d) malgré
  2. __________ le mauvais temps, Pegiko va sortir.
    a) Parce que b) Malgré c) Donc d) Car
  3. Peggy est fatigué, __________ il n’a pas bien dormi.
    a) bien que b) d’autant plus que c) en revanche d) quant à
  4. __________, le commerce équitable se développe, __________ il ne représente encore que 0,1 %.
    a) Certes … mais b) Non seulement … mais aussi c) Si … que d) Bien que … car

問題2:以下の文を適切な接続詞を使って完成させなさい

  1. Les jeunes savent utiliser les nouvelles technologies. __________ les personnes âgées, elles ont souvent besoin d’aide.(高齢者に関しては)
  2. Peggy a très bien expliqué, __________ tous ses élèves ont compris.(その結果)
  3. __________ Pegiko soit fatiguée, elle continue à travailler.(疲れているけれども)

問題3:次の接続詞のニュアンスの違いを説明しなさい

  1. 「grâce à」「à cause de」の違い
  2. 「donc」「alors」の違い
  3. 「si bien que」「de sorte que」の違い

▼ 解答はこちら ▼

問題1の解答:

  1. c) parce que – 「会議があったから」という理由を導く。
  2. b) Malgré – 「~にもかかわらず」。後に名詞が続く。
  3. b) d’autant plus que – 「なおさら~なので」。追加の理由で強調。
  4. a) Certes … mais – 「確かに~だが…」。譲歩を示す。

問題2の解答:

  1. Quant aux personnes âgées, elles ont souvent besoin d’aide.
  2. Peggy a expliqué très bien, si bien que tous ses élèves ont compris.
  3. Bien que Pegiko soit fatiguée, elle continue à travailler.(接続法に注意!)

問題3の解答:

  1. 「grâce à」ポジティブな原因(おかげで)、「à cause de」ネガティブな原因(せいで)を導く。
  2. 「donc」は書き言葉向きでフォーマル、「alors」は口語的でカジュアルな会話向き。どちらかというと前者のほうが論理的要素が強い。
  3. 「si bien que」予期せぬ結果「de sorte que」意図された結果を表す。

ぺぎこ
ぺぎこ
全部正解できたわ!接続詞って奥が深いのね!
ぺぎぃ
ぺぎぃ
素晴らしい!これで論理的で説得力のあるフランス語が書けるようになるよ。どんどん実践で使っていこう!

いかがだっただろうか?今回の記事で、論理接続詞の使い分けについて理解が深まったなら幸いである。

他のフランス語文法についても興味がある方は、以下のリンクから文法講座のトップページを覗いてみてほしい。

https://onsenpeggy.com/grammaire-francaise-avec-peggy/

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