Bonjour 皆様!C’est Peggy!
本格的なブログ記事を書いたのはいつぶりだろうか?
最近は色々と人生の転換期を迎えたようで、なかなか落ちつた時間が取れなかったこともあるが、そもそもフランスにいたときから、ディクテや日常会話シリーズ以外のブログ記事をサボりがちになっていた。
これは、良くない。
・・・おっと、そうか。当ブログを拝読いただいている読者の皆様はまだご存じないかもしれないが、実はぺぎぃ、最近日本に引っ越してきたのである。
理由を問われると色々と複雑なのだが、ざっくり言うと息子のぺ千代(ぺちよ)ちゃんが生まれたことが関係している。
そうなのだ。ぺぎぃは実は、父親になってしまったのである。
そんな感じで、引っ越しやら、転職やら、育児やらでてんやわんやの日々を送っている今日この頃。
相方のぺぎこちゃんもすっかり母親になっており、二人(二羽?)で大忙しなのである。特に、フランスと比べて通勤時間が格段に上がってしまったのが辛いところだが、まぁそれについてはまた別の機会にお話しさせていただくとしよう。
今回のブログ記事のテーマは「バイリンガルの育て方」である。
その名の通り、ぺ千代ちゃんにはぺぎぃのように日仏バイリンガルに育ってほしいため、これから色々と試行錯誤していく必要がある。
それを日記のように、先程申し上げた通勤時間を駆使して、月に一度くらいのペースで当ブログに書き留めていこうという目論見なのである。
目次
バイリンガルの定義と育て方
1-1. というかバイリンガルって何?
バイリンガルに関する説明やぺぎぃの考えは過去記事でも述べてきたが、二つの言語を母国語のように自由自在に話したり書いたりすることができる人のことをぺぎぃは「完璧なバイリンガル」と呼んでいる。
勿論、人の言語能力には様々あって、たとえ完全に母国語として話せなかったとしても、「完璧なバイリンガル」に近い形で存在する人も世の中にはたくさんいる。
例えばぺぎぃの職場にも英語で仕事をする人が多いため、おそらくTOEICで満点に近い点数を取ることができる人も結構いるだろう。その場合、彼等の母国語に英語を足して「バイリンガルです」と言っても、然程問題はない気がする。
しかし、いくらその人たちが流暢に英語を話せていたとしても、所詮は外国語を極めただけなのである。(こういうことを書くと、「どこから目線で話しているのだ」と叩かれそうだが、偉そうなことを言うつもりは一切ない…)
ただ、これは彼らに問題があるわけでは全くないし、ぺぎぃ自身にしても全く同じことが言える。
例えば、ぺぎぃにとっての英語は所詮「外国語」なので、どんなに努力をして学んだとしても、本場アメリカやイギリスで幼いころから英語に触れてきた人と比較してしまうと能力に雲泥の差があるのではないかと思ってしまうのである。…無論、中には本当に母国語並みに使いこなせている人もいるだろうが、今回は飽くまで例えの話である。
その「外国語を極めた人」と「本来の母国語に第二の言語が備わっている人」の違いこそが、「普通のバイリンガル」と「完璧なバイリンガル」の違いだとぺぎぃは考えている。
1-2. 完璧なバイリンガルに育てるにはどうすればいいの?
では、ぺ千代ちゃんの場合にはどうだろうか?
彼は、まだ生まれて間もないため、そもそも言語というものを知らない。逆に言えば、彼の頭の中のキャパシティーはまだ100%残っている状態である。
そこで、その幼い状態の頃から二つの言語に触れさせておくことで、彼の脳内キャパシティーの上限値を150%くらいまで引き延ばしておこうというのがぺぎぃの思想である。
二つの言語というのは、勿論フランス語と日本語のことである。
ぺぎぃもその昔は日仏ハーフとしてフランスに生まれたわけだが、母親と父親の多大な努力のもと、無事に日仏バイリンガルとして育つことができたのだ。
今度は、ぺ千代ちゃんに対してぺぎぃが頑張る番である。
彼はぺぎぃにしては初めての子供なので、そもそもどのように言葉を教えて良いのかわかっていないところもあるが、それも含めて色々と試行錯誤していこうと思う。
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ぺぎぃは息子と何語で話すのか?
最近、友人などから「ぺぎぃは息子と何語で話すの?」という質問を非常によく受ける。
確かにぺぎぃの場合、日本語もフランス語も母国語であるため、個人的にはどちらで話しても問題はないのである。
しかし、ぺ千代ちゃん置かれている環境や将来のことを考えると、おのずと答えは決まってくる。
2-1. 家ではフランス語、外でもフランス語
いきなり結論から書いてしまうと、ぺぎぃはぺ千代ちゃんとフランス語でのみ話すことにする。
何故かというと、彼は今現在日本に生まれ、母親のぺぎこちゃんも含め、家でも外でも、はたまたテレビの中でも日本語が聞こえるからである。
ぺぎぃが昔フランスで生まれながらにして日本語が堪能になったのは、「家では父も母も全員日本語で話す」というルールがあったからだと思う。
勿論、それだけではなく、母親にひらがなから漢字まで時間をかけて鍛えてもらったおかげもあるが、「家では日本語、そとではフランス語」というルールがやはり個人的には一番大きかったと思う。
そこで、ぺ千代ちゃんに同じことをやってあげようと考えてみた場合、ぺぎぃが家で日本語を話してしまうと、彼にフランス語を教えてあげられる人がいなくなってしまうのである。
つまり、ぺ千代ちゃんが幼くしてフランス語を耳にできる唯一の方法は、ぺぎぃが彼とフランス語でのみ話すことなのだ。
2-2. はじめのうちは少し抵抗がある
とはいえ、今まで家ではぺぎぃもぺぎこちゃんとずっと日本語で話してきた手前、いきなりぺ千代ちゃんとだけフランス語で話すのには些か抵抗があることも事実である。
だって考えてもみただろうか?
生まれてから今まで30年余り、「家では日本語ルール」を厳守してきたぺぎぃなのだ。今さら急に家でフランス語を話せと言われても些か気持ちが悪い。しかも、相手は自分の息子なのである!
それ故に、生後3カ月くらいになるまでは、そのままぺぎこちゃんともぺ千代ちゃんとも日本語で話してきた。
しかし、それでは駄目なのだ!!
気づいたら、ぺ千代ちゃんはもう3カ月、もうすぐ4カ月になるころではないか!
このまま時が過ぎてしまえば、ぺ千代ちゃんはあっという間に幼稚園児になり、全くフランス語が話せないまますくすくと小学生、中学生になってしまうだろう!…と、このような不安が最近ぺぎぃの頭をよぎったのである。
今まで家で日本語だったからとか、ぺぎこちゃんとは日本語なのにぺ千代ちゃんとはフランス語というのは気持ち悪いとか、そんな甘えたことは言っている場合ではない。
ぺぎぃの父親も、自分の母国語がそもそもフランス語だったのに、ぺぎぃが中学生頃になるまでは家では頑なに日本語で話してくれていた。
フランス人の彼が息子と日本語で話す努力をして、日仏ハーフのぺぎぃが息子とフランス語で話したくないというのはあまりにも情けないではないか!
・・・と、最近色々と自分の心に火をつけ、体にヒレを打ち、彼がフランス語を無事に話せるようになるまでは、ペ千代ちゃんとは一切日本語を話さないという誓いを立てたぺぎぃ。
無意識のうちに日本語が出てしまったり、ぺぎこちゃんのご両親(=ぺ千代ちゃんの祖父母)といるときには咄嗟に日本語が出てしまうこともあるだろうが、それ以外の場合には徹底してフランス語を話してあげるつもりである。
2-3. もしフランスに引っ越すことがあれば、また考える
しかし、この鉄の掟を破ることができる唯一の可能性も存在する。
それは、今後フランスにまたぺぎぃが引っ越す場合である。
そのときには、ぺ千代ちゃんは外では常にフランス語を耳にすることになるため、逆に家の中では日本語に統一した方が良いかもしれないと考えている。幼きぺぎぃのときと同じように。
まぁ、ただ、その時の状況にもよって、色々と調整は可能なので今考えることではないだろう。
とりあえず、ぺぎぃの使命は、今後フランスに帰国することがあったとしても、ぺ千代ちゃんが何の不自由もなく生活できるようにフランス語の基礎となる言語レベルを上げておいてあげることである。
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こんにちは 役立つ情報をありがとうございます。
こちらパリにて、現地の子供&日本の子、に接する機会も多いのですが、公園などで、ときに『付き添いの大人はスマホでの外国語会話に大忙し。。』で、ぽつんと誰からも言葉をかけてももらえない子供(2-3歳くらい)、電車の中で親がなだめても泣きじゃくる子などに、ときどき遭遇します。そんなときに喜んでくれるのが『小さなマリオネットLes petits marionnettes』Ansi font font font..。
https://www.youtube.com/watch?v=NjvNn-oRycU
手遊び付きで、スピードをかえてやってみると喜んでくれますよ。可能なら、体を張ってのマリオネット物まねも体操になっていいです。日本語に訳しても受けました。
おためしを!
くるくみんさん、Bonjour!
コメントありがとうございます!🌷
『Les petites marionnettes』ですね!ありがとうございます!たまにぺぎこちゃんが流しているのを聞いていましたが、ぺぎぃ自身は歌ったことがありませんでした。今度やってみます!(≧▽≦)
ぺぎぃ
ペぎぃ先生、久しぶりのブログ投稿に嬉しく思い、そして私も子供に対して絶賛実施中なので興味深く拝読しました。
私達が日本在住時は主人がフランス語で子供と話して、私とは日本語で生活していました。夫婦の言語は日本語です。(それは今でもそうなので、フランス語会話が未だに上達していません。。)
子供は幼稚園年中まで日本で過ごし、もうすっかり日本語環境でした。
唯一のフランス語環境は、夏休みの帰省だけでした。
その後ぺぎぃ先生とは逆で日本から出てこちらに住んでいますが、引っ越してきた当時、子供は現地校へ通っていましたが、いつの間にかフランス語を話せるようになっていきました。
やはり、主人がいつもフランス語で話しかけていた効果があったみたいです。
なので、ペぎぃ先生がペ千代ちゃんにフランス語で話しかけている事は、将来的にものすごい効果があると思います。(ペぎぃ父様、すごい、素敵と思ってしまいました。)
日本に住んでるお友達は、ハーフの子供(便宜上こう言わせていただきます)をリセに通わせたりしていますが、子供によると、休み時間はお友達と日本語で話すようなので、学費安くないのにこの状況はどうなのかと悩んでいました。
一方で、日本在住のフランス人の先生は、自分の子供を現地校に通わせている人が割にいました。色々考え方があるのだと、ある意味考えさせられました。
バイリンガル教育、本当に親の忍耐(あと資金)だと実感しています。勿論子供のヤル気も関係してきますが、それを持たせるために色々仕掛けもしなくてはいけないのが大変だと思います。
私の周囲では、親である友達自身も忙しく、子供は日本や日本語に興味がないのもあって日本語教育を諦めている人もいます。。。
ともあれ、お互い地道にやっていきましょうね。
大昔、クォーターには優秀な人が多いと耳にした記憶があります。Arrière-grand-pèreひいじいちゃんの目で応援します(←何もせず見守ること?)イイ子に育ちますように・・・Je compte sur vous.
まあくんさん、Bonjour!
久しぶりの記事なのに、見つけていただけて嬉しいです。(*^▽^*)
クォーターに優秀な人が多いというのは初耳です!優しい子に育つよう頑張ります!🌷
ぺぎぃ