「フランス語の peut-être や sans doute、probablement などの可能性を示す副詞の強さ関係がわからない」
この記事では、このような疑問に答えるために、フランス語に存在する可能性を示す副詞とその強さについて紹介していこう。
- フランス語の可能性を表す言葉とその強さ
なお、本記事の内容は、今までぺぎぃが体験してきた経験をもとに勝手に作成しているものなので、人や教科書によっては各副詞の強さを示すパーセンテージは前後する可能性がある。しかし、ぺぎぃは実際に30年近くフランスで暮らしてきて、これらの言葉を日常的に用いているので、大きく的が外れていることはないと自負している。(「probablement」ないというギャグを入れようとしたが、文がわかりにくくなるので止めた)
なお、忙しい方用に、この記事の最後にはフランス語で可能性を表す全副詞とその強さを示す早見表を作成しておいた。
しかし、時間に余裕がある方には、例文を含めてこの記事をはじめから読んでみることをおすすめする。そうすれば、フランス語に存在する大体の可能性を示す言葉のニュアンスを理解することができると思う。
目次
- フランス語で可能性を示す言葉とその使い分け方
- 1-1. ありえない:「Jamais」(確率:0%)
- 1-2. 限りなく可能性は低い「Très peu probablement」(確率:10%)
- 1-3. 可能性を否定はできない「Éventuellement」(確率:20%)
- 1-4. もしかすると:「Possiblement」(確率:30%)
- 1-5. 可能性はある:「Potentiellement」(確率:40%)
- 1-6. ~かもしれない:「Peut-être」(確率:50%)
- 1-7. ~らしい:「Apparemment」(確率:60%)
- 1-8. どうやら:「Vraisemblablement」(確率:70%)
- 1-9. たぶん:「Probablement」(確率:75%)
- 1-10. 見たところ:「Selon toute apparence」(確率:80%)
- 1-11. 迷うことなく:「Sans doute」(確率:85%)
- 1-12. おそらく:「Sûrement」(確率:85%)
- 1-13. かなりの高確率で:「Très probablement」(確率:90%)
- 1-14. 間違いなく:「Certainement」(95%)
- 1-15. 一切の迷いなしに:「Sans aucun doute」(99%)
- 1-16. 確実に:「A coup sûr」(確率:100%)
- 1-17. その他の副詞
- 【早見表】フランス語で可能性を示す言葉とその強さ
フランス語で可能性を示す言葉とその使い分け方
今回はフランス語で確率を表す副詞を、確率の強さ順に0パーセントから100パーセントまで紹介していく。
因みに、これらの副詞を全て否定文で用いれば、全く逆の意味を表すことができるため、物事が起きる確率も反転する。例えば、「たぶん」という意味の「Probablement」を使った文章では:
- Peggy va probablement venir.(ぺぎぃは多分来るだろう)
⇒ ぺぎぃが来る可能性は75パーセントくらい - Peggy ne va probablement pas venir.(ぺぎぃはたぶん来ないだろう)
⇒ ぺぎぃが来ない可能性は大体75パーセント、つまり来る可能性は25パーセントくらい
となる。
1-1. ありえない:「Jamais」(確率:0%)
「これは絶対にありえない!」「不可能だ!」とフランス語で伝えたいときには、「Jamais」という副詞を用いる。これは英語の「Never」に該当する副詞であり、日本語では「一生~ない」という意味である。起こり得る可能性は言うまでもなく0パーセント。
– Pensez-vous que Peggy va venir à l’heure ce matin?(今朝、ぺぎぃが時間通りに来ると思いますか?)
– Non, Peggy ne viendra jamais à l’heure.(いいえ、ぺぎぃは絶対に時間通りに来ません)
同義語:形容詞の「Impossible」
副詞「Jamais」の同義語として、形容詞の「Impossible」(不可能)や「Pas possible」(可能ではない)を用いる方法も存在する。この場合には、動詞は接続法(Subjonctif)になるので、注意が必要である。
– Pensez-vous que Peggy va venir à l’heure ce matin?(今朝、ぺぎぃが時間通りに来ると思いますか?)
– Non, il est impossible que Peggy vienne à l’heure.(いいえ、ぺぎぃが時間通りにくるなんてありえません)
1-2. 限りなく可能性は低い「Très peu probablement」(確率:10%)
続いて、「全く不可能とは言えないが、可能性は限りなく少ない」と言いたいときには副詞の「Très peu probablement」を用いるのがよい。
これは、副詞の「Probablement」(たぶん)に形容詞の「Très peu」(とても少ない)を付け加えることによって、「Très peu + probablement = たぶんの可能性はとても少ない」というニュアンスを持たせたものである。日本語での訳は「限りなく可能性は低い」となり、数値で表すと大体10パーセントくらいを表す。
– Pensez-vous qu’il va neiger cet hiver?(今年の冬には雪が降ると思いますか?)
– A cause du réchauffement climatique, je pense qu’il va très peu probablement neiger.(地球温暖化による影響で、雪が降る可能性は限りなく少ないと思います)
同義語:形容詞の「Très peu probable」
こちらも同義語として、形容詞版の「Très peu probable」(可能性は限りなく低い)を使った言い方に変更することができる。ぺぎぃは個人的に、「Très peu probablement」より響きが短いので、形容詞版の方が好みである。
なお、この場合にも動詞は接続法(Subjonctif)になるので、注意されたし。
– Pensez-vous qu’il va neiger cet hiver?(今年の冬には雪が降ると思いますか?)
– A cause du réchauffement climatique, je pense qu’il est très peu probable qu’il neige.(地球温暖化による影響で、雪が降る可能性は限りなく少ないと思います)
1-3. 可能性を否定はできない「Éventuellement」(確率:20%)
「可能性は低いが、ありえなくはない」と伝えたいときには副詞の「Éventuellement」を用いるのが良いだろう。ニュアンスとしては、「まぁ、たぶんないとは思うけど、本当にもしかしたら~」みたいな意味合いになるだろうか?
考え方としては、英語の「event」(イベント)を頭に置いて、「本来なら無理だけど、何かしらのイベントが発生した場合に限り可能となる」のような意味合いとして捉えてみるのもよいかもしれない。確率で言うと、まぁ20パーセント程度のものだろう。
– Tu dis que je devrais prendre mon parapluie?(傘を持って行った方がいいかな?)
– Oui, on pourrait éventuellement en avoir besoin s’il se met à pleuvoir.(うん、万が一雨が降り出したときには必要になるかもしれないからね。)
1-4. もしかすると:「Possiblement」(確率:30%)
「もしかすると」という意味合いで用いることができるフランス語の副詞には「Possiblement」というのがある。
この副詞よりかは先ほどの「Eventuellement」や、後ほど紹介していく「Potentiellement」や「Probablement」の方が使用頻度は高いが、文法的には使用しても全く問題はない。少し珍しい副詞である。確率は30パーセント。
J’ai entendu que ton avion allait possiblement être retardé.(君の飛行機がもしかしたら遅延する可能性があると聞いたよ)
同義語:形容詞「Possible」
何故かはわからないが、フランス語の日常会話では、副詞の「Possiblement」よりも形容詞の「Possible」を用いる回数の方が格段に多い。意味は「Possiblement」と同じく、「可能性がある/もしかしたら」というものである。
J’ai entendu qu’il était possible que ton avion soit retardé.(君の飛行機がもしかしたら遅延する可能性があると聞いたよ)
1-5. 可能性はある:「Potentiellement」(確率:40%)
ここからは、もう少し可能性が高い物事を表す言葉の紹介に移る。
手始めに、「Potentiellement」という副詞。この単語は語源から想像ができるように、「ポテンシャルがある=可能性がある」という意味である。まだ50パーセントにはぎりぎり到達しないが、40パーセントくらいの可能性はあるものだとぺぎぃは感じている。
– Pegiko, pourras-tu venir à la cérémonie de thé ce samedi?(ぺぎこちゃん、今週の土曜日のお茶会には来られそうかい?)
– Je ne sais pas encore. Je vais potentiellement devoir aller chez le dentiste le même jour…(まだわかりません。同日に歯医者へ行く可能性がありますので...)
⇒ ニュアンスとしては、「今のところは行けそうだけど、歯医者への予約がまだ何曜日に入るかわからず、可能性としては土曜日に歯医者に行く必要性が出てくることも否定できない」みたいなことである。つまり、歯医者の予約が入る可能性は40パーセントくらい、逆に言えばお茶会に行ける可能性は60パーセントくらいだと言える。飽くまで感覚の話であるが...
1-6. ~かもしれない:「Peut-être」(確率:50%)
フランス語で最も頻繁に使われる可能性を表す副詞:「Peut-être」。これは英語の「Maybe」に該当する言葉で、日本語に訳すと「○○かもしれない」となる。
「Oui(はい)」か「Non(いいえ)」で答えられる質問に対し、「わからない」「50-50(フィフティー・フィフティー)だ」と回答したいときにも「Peut-être」を用いることができる。
– Est-ce que tu crois que l’eau de cette rivière est potable?(この川の水は飲料水だと思うか?)
– Peut-être. Je ne sais pas.(かもしれないし、違うかもしれない。わからないよ。)
同義語:動詞「Pouvoir」を用いた言い回し
「Peut-être」の造りから既にご察しの方もいるように、この言葉は英語の「maybe = may + be」と全く同じで、「Peut(Pouvoirの現在形3人称)」と「être」の組み合わせである。
つまり、動詞の「Pouvoir」を用いれば、同じ意味合いのフレーズを言うことができるのである。
– Est-ce que tu crois que l’eau de cette rivière est potable?(この川の水は飲料水だと思うか?)
– Elle peut être potable (= elle peut ne pas l’être). Je ne sais pas.(かもしれないし、違うかもしれない。わからないよ。)
1-7. ~らしい:「Apparemment」(確率:60%)
続いて、「Apparemment」という副詞について。少し綴りが難しいが、「Apparemment」と書いて「アパラモン」と発音する。「アパレモン」ではない。
この言葉は「Apparence」(見かけ)から来ているが、通常は人から聞いた話から物事を推測するときに用いる言葉である。つまり、日本語で言えば「○○らしい」や「○○だそうだ」に該当する。確率で言えば、多少は根拠があるため、「peut-être」よりは若干高い60パーセントくらいが妥当だろうか。
– Peggy ne viendra pas à la piscine aujourd’hui?(ぺぎぃは今日プールに来ないの?)
– Non, apparemment il ne pourra pas. Pegiko m’a dit qu’il avait attrapé un rhume.(いや、来られないらしいよ。ぺぎこによると、風邪をひいてしまったそうだ。)
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1-8. どうやら:「Vraisemblablement」(確率:70%)
「Vraisemblablement」も「Apparemment」とよく似ていて、「どうやら○○のようだ」などと人に聞いた話などに使うことができるほか、自分で憶測を立てた場合にも用いることができる言葉である。
ぺぎぃの個人的な感覚では、「Apparemment」よりは若干可能性が高く、確率に置き換えると70パーセントくらいだと思う。
– Alors? Tu as trouvé pourquoi ta voiture ne démarrait pas?(それで?車が何故始動しないのか原因はわかったかい?)
– Vraisemblablement, la batterie serait vide…(どうやらバッテリーが上がってしまったようだ...)
1-9. たぶん:「Probablement」(確率:75%)
フランス語で「Peut-être」に引き続き、かなり頻繁に使う可能性がある言葉として「Probablement」がある。この言葉も「Probabilité」(確率)からきていて、「かもしれない」というニュアンスを強く持つが、個人的には「Vraisemblablement」と同等かそれ以上の強さを持つ言葉であると感じている。数値に置き換えると75パーセントくらいは確信している物事に対する言葉である。
ここらの言葉は皆ニュアンスがとても近いので、日本語での訳し方が難しいが、「たぶん」という言葉が一番適切な気がする。
Je suis vraiment désolé, mais je ne vais probablement pas pouvoir venir à ton mariage. (本当にごめん、でも君の結婚式にはたぶん行くことができない。)
同義語:形容詞の「Probable」
同じ意味の同義語として、形容詞の「Probable」を用いた表現を使うこともできる。フランス語で使用する頻度は「Probablement」と大体同じくらいなので、好みでどちらの表現を用いてもよい。
なお、ニュアンスとしては、若干形容詞の「Probable」の方が副詞の「Probablement」よりも力が弱い印象を受けるため、確率では60~70パーセントくらいの時に用いたほうがよいかもしれない。
Je suis vraiment désolé, mais il est probable que je ne puisse pas venir à ton mariage. (本当にごめん、でも君の結婚式にはたぶん行くことができない。)
1-10. 見たところ:「Selon toute apparence」(確率:80%)
「Selon toute apparence」とは「Selon」(=○○による)と「toute apparence」(外観全て)を合体させた表現である。意味は、「外観によると」や「見たところ」となる。
一応何の根拠もない憶測ではなく、外観を一回り見てからの推測であるため、確率的に言えば70~80パーセントくらいはあるだろうと思われる。「En toute apparence」ということもある。
Selon toute apparence, tout devrait bien se passer.(見たところ、全てうまくいくはずです)
1-11. 迷うことなく:「Sans doute」(確率:85%)
フランス語の面白い表現の一つ、「Sans doute」。
これは「迷いがない」という意味であり、英語での「without doubt」と似た表現であるが、個人的には「without doubt」が99パーセント間違いのないことを示しているとすると、フランス語の「sans doute」はまだ若干間違いの余地を残している。
なぜなら、「Sans doute」とは言っている本人には迷いがないかもしれないが、その本人自身が誤っている可能性がまだ少しは残っているからである。よって、確率を数値で表すと85パーセントくらいにしておくべきだとぺぎぃは思う。
– Peggy n’est pas encore arrivé. Qu’est-ce qui aurait pu lui arriver?(ぺぎぃがまだ来ていないんだけど。一体何があったのかしら?)
– Ne t’inquiète pas. Il a sans doute juste été coincé dans un embouteillage.(心配いらないよ。どうせまた渋滞に巻き込まれたんだろう)
1-12. おそらく:「Sûrement」(確率:85%)
「Sûrement」はフランス語で「Peut-être」に引き続き、2番目くらいに頻繁に用いられる可能性を示す副詞である。日本語での意味は「おそらく」。数値で言うと、「Sans doute」と同じくらいの85パーセントの確率を表す。
La météo a annoncé qu’il allait sûrement pleuvoir en milieu d’après-midi.(天気予報では今日の午後の半ばあたりにおそらく雨が降ると発表されていました)
1-13. かなりの高確率で:「Très probablement」(確率:90%)
先程「Probablement」は「たぶん」という意味で、確率的には75パーセントを表す言葉だと説明したが、更に「Très」を付け加えることによって「Très probablement」(かなりの高確率で)という言い回しにすることもできる。
このフレーズの強さは大体90パーセント、もうほとんど確実に近いという意味になる。
Il va très probablement faire très chaud cet été au Japon.(今年の夏、日本では猛暑になる可能性がとてもたかい)
同義語:形容詞の「Très probable」
「Probablement」のときと同じく、「Très probablement」も形容詞に変更して用いることができる。この際には、動詞は接続法を用いて活用する。
Il est très probable qu’il fasse très chaud cet été au Japon.(今年の夏、日本では猛暑になる可能性がとてもたかい)
1-14. 間違いなく:「Certainement」(95%)
「C’est sûr et certain」(確実だ)という表現があるように、形容詞「Sûr」から来ている副詞「Sûrement」と、形容詞「Certain」から来ている副詞「Certainement」は同義語である。
しかし、ここでもぺぎぃの個人的な主張となってしまうが、言葉の強さ的には「Sûrement」より若干「Certainement」のほうが高めな感じがする。
数値に例えれば、「Sûrement」が85パーセントの可能性を表しているとすると、「Certainement」の方は95パーセントほどの可能性を示しているとぺぎぃは思う。日本語に訳すと「間違いなく」に相当する。
– Mais!? A qui est ce portefeuille par terre?(おや!?この地面に落ちている財布はいったい誰のものだ?)
– C’est certainement à Peggy. Il était assis ici tout à l’heure.(それは間違いなくぺぎぃの物だと思うよ。さっきここに座っていたもの)
1-15. 一切の迷いなしに:「Sans aucun doute」(99%)
既に「Sans doute」(迷うことなく)について解説したが、更に「aucun」(一つも)を付けたつことによって、「Sans aucun doute」=「一切の迷いなしに」という副詞に変えることができる。英語の「Without doubt」に最も近い表現である。
これは、もうほぼ確実で、99パーセント間違える余地がないだろうという時に用いるフレーズである。もちろん100パーセントとしても使うことができる。
– Etes-vous sûr et certain d’avoir aperçu Peggy sur les lieux du crime?(本当の本当に事件現場でぺぎぃの姿を見たのですか?)
– Oui, sans aucun doute.(はい、一切疑いの余地はありません)
1-16. 確実に:「A coup sûr」(確率:100%)
そして最後に、「確実に」という表現に最も近いと思われるのが「A coup sûr」という表現。日本語の表現で例えるなら「百発百中」という意味になるだろうか。言うまでもなく、数値は100パーセントである。
– Pourrais-tu me dire où sont passés les Taïyakis qui étaient sur la table du séjour?(居間のテーブルの上にあったたい焼きがどこに消えたか教えてくれないか?)
– C’est à coup sûr un coup de Peggy!(それは確実にぺぎぃの仕業だ!)
同義語:形容詞二つを合わせた「Sûr et certain」
「Certainement」の解説をするときに既に少し説明したが、フランス語の表現には「Sûr et certain」という「Sûr」と「Certain」の二つの同義語を重ね合わせた表現が存在する。意味は「A coup sûr」と同じく、「これ以上確実なものはない」という意味である。
– Pourrais-tu me dire où sont passés les Taïyakis qui étaient sur la table du séjour?(居間のテーブルの上にあったたい焼きがどこに消えたか教えてくれないか?)
– Je suis sûr et certain que c’est un coup de Peggy!(それはぺぎぃの仕業に決まっている!)
1-17. その他の副詞
最後に、他にも確実性を表すことができる副詞がフランス語にはいくつか存在するので、簡単に箇条書きで紹介させていただこう。
- Evidemment(当然/明らかに~)
- Nécessairement(必ず~)
- Obligatoirement(必然的に~)
- Inévitablement(どうしても~/回避不能)
- Infailliblement(必定に~)
これらの副詞は「可能性」というよりは、何かしらの確かな根拠に基づいた確信を表すため、「Probablement」や「Sans doute」などといった「可能性の副詞」と同じ仲間として部類することはできないが、覚えておきたい方には損はない。
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【早見表】フランス語で可能性を示す言葉とその強さ
Jamais (無理/不可能) | 確率:0% 「一生~ない」という意味で用いられる。同義語として形容詞の「Impossible」も使うことができる。 |
---|---|
Très peu probablement (限りなく可能性は低い) | 確率:10% 「全く不可能とは言えないが、限りなく可能性が低い」と言いたいときに使う表現。同義語として形容詞の「Très peu probable」を使用することも可能。 |
Éventuellement (否定はできない) | 確率:20% 「可能性をまるっきり否定することはできない」という意味で使うことができる副詞。英語の「Eventually」とは意味が異なるので注意。 |
Possiblement (もしかすると) | 確率:30% 「もしかすると」という意味の副詞。あまり頻繁には用いられない。代わりに同義語の形容詞「Possible」を用いることの方が多い。 |
Potentiellement (可能性はある) | 確率:40% 「ポテンシャルがある=可能性がある」という意味の副詞。フランス語では割と頻繁に用いられる。 |
Peut-être (~かもしれない) | 確率:50% フランス語で最も頻繁に用いられる可能性を表す副詞。英語の「Maybe」に相当する。 |
Apparemment (~らしい) | 確率:60% 人から聞いた話から物事を推測するときに用いる言葉。発音は「アパラモン」である。 |
Vraisemblablement (どうやら) | 確率:70% 人から聞いた話や、自分で憶測を立てたときなど、多少なりとも考えがあるときに用いる副詞。 |
Probablement (たぶん) | 確率:75% 「Peut-être」に続き、かなり頻繁に使われる副詞。意味は「たぶん」。割と確実性に近い発言の時に用いる。同義語として形容詞の「Probable」を用いることができるが、こちらは60~70%くらいと、若干弱い言い回しである。 |
Selon toute apparence (見たところ) | 確率:80% 「En toute apparence」ということもできる。「外観によると」や「見たところ」というニュアンスを含んでいることもあり、大分確実性が高い言い回しである。 |
Sans doute (迷うことなく) | 確率:85% かなり確実性が高いが、英語の「Without doubt」よりは若干確実性が低い印象をうける表現。当の本人には迷いがなくても、その本人自身が間違っている可能性も含まれている。 |
Sûrement (おそらく) | 確率:85% 「Peut-être」に引き続き、2番目くらいに頻繁に用いられている可能性を表す副詞。「Sans doute」と大体同じくらいの意味合いを持つ。 |
Très probablement (かなりの高確率で~) | 確率:90% 「Probablement」に形容詞「Très」(とても)を付け足した言い回し。ほとんど確実に近い物事を表す表現である。同義語として形容詞の「Très probable」を用いることも可能。 |
Certainement (間違いなく) | 確率:95% 「Sûrement」の同義語とされているが、個人的にはより更に確実性が増す表現である。「Très」を付け加えて、「Très certainement」と99パーセント確実な物事に使うことも可能。 |
Sans aucun doute (一切の迷いなしに) | 確率:99% 英語の「Without doubt」に最も近い表現。もうほぼ100パーセント確実だと言っていいくらい自信があるときに用いるフレーズ。 |
A coup sûr (確実に) | 確率:100% 「百発百中」を意味する表現。100パーセント確実な物事に用いる。同義語として、形容詞を二つ合わせた「Sûr et certain」という言い回しも存在する。 |
その他、 必然性を表す副詞 | Evidemment(当然/明らかに~) Nécessairement(必ず~) Obligatoirement(必然的に~) Inévitablement(どうしても~/回避不能) Infailliblement(必定に~) |
それでは今回の記事はここまで!最後までお読みいただきありがとうございました、である。また別な記事でお会いしましょう。
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