この記事は、Youtubeに投稿したフランス語のディクテ練習動画の補足記事である。
勉強用にご活用ください。
【動画】フランス語でディクテ~その④(難易度★★☆☆☆)
まずは以下の動画を見ながらディクテをやってみよう。
【解答】フランス語でディクテ~その④
ここからは、上の動画の解答編になるため、まだ練習していないという方は読まないことをおすすめする。
1-1. ディクテの解答(フランス語)
今回のディクテのテキストも、練習~その③に続き、ぺぎこちゃんのフランスでの体験談「Le journal de Pegiko(ぺぎこ日記)」から抜粋したものである。
お楽しみあれ!
A l’école où Pegiko suivait des cours de français, les vacances débutaient avant même la fin de la période scolaire. En effet, à mesure que les vacances approchaient, on commençait à regarder des films ou à organiser des goûters, il y avait même des élèves qui se mettaient à danser et à chanter.
« Mais, quel est donc ce cirque ? » se demandait alors Pegiko, très confuse. Elle ne comprenait pas pourquoi personne ne révisait ses cours du semestre. Cependant, à force de baigner dans cette joyeuse atmosphère, entourée de camarades venant du monde entier, Pegiko finit aussi par accepter cet état d’esprit.
Un jour, alors que Pegiko se croyait déjà en vacances, elle croisa une ancienne amie sur le chemin du retour qui lui demanda : « Pegiko, comment comptes-tu continuer à apprendre le français pendant tes vacances ? »
Pegiko revint alors à elle.
Ainsi, pendant les deux mois de vacances qui suivirent, Pegiko continua régulièrement de s’entraîner avec son amie, ce qui reste encore pour elle un très bon souvenir aujourd’hui.
(Onsen, Pegiko, « Les vacances d’été », Le journal de Pegiko.)
今回の難しかった箇所を色で示しておこう。難しい単語は青、そして活用や性数一致が難しい箇所は赤で記す。
1-2. ディクテの和訳
今回の和訳は、上に書いたフランス語のテキストとは別に、同じ内容の物をぺぎこちゃんに日本語で書いてもらったものである。
単語一つ一つを完璧に直訳するよりも、内容や雰囲気を正確に伝えることを重視した。
ぺぎこがフランス語を学びに通っていた学校では、夏休み前の授業はすでにお休みモード。映画を見る日、お菓子を食べながらおしゃべりする日、中には踊り始めたり歌い始めるクラスメイトもいた。
「これは何のサーカスなの?」とぺぎこは何故誰も学期末の復習をしないか不思議でならなかった。でも、
そしてある日、すっかり夏休み気分になったぺぎこは、
ぺぎこははっとした。
こうして2ヶ月の夏休み期間、
1-3. 今回の単語リスト
いつも通り、特に覚える必要はないが、今回のテキストに出てきた難しい単語を13個、以下の表にまとめてみた。
興味がある方は語彙力を増やすためにご活用ください。
単語 | 属性 | 意味 |
un goûter | 名詞 | おやつ・間食 |
un cirque | 名詞 | サーカス |
confus(e) | 形容詞 | 混乱した・困惑した |
réviser | 動詞 | 復習する |
un semestre | 名詞 | 学期・半期 |
baigner | 動詞 | 浸る・漬かる |
une atmosphère | 名詞 | 大気・空気・ムード |
un état d’esprit | 名詞 | 気持ち・見方・見解 |
croiser | 動詞 | すれ違う |
le chemin du retour | 名詞 | 帰り道 |
compter | 動詞 | ~するつもりである |
revenir à lui/elle | 動詞 | 我に返る・ハッとする |
s’entraîner | 動詞 | 練習する・訓練する |
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Bonjour, ぺぎぃ
いつもわかりやすい説明のサイト、YouTubeのUpdateをありがとうございます。
ぺぎこちゃんの日記シリーズは、日常に頻出する単語が使われており、文章内の時制活用の一致(外国語の語学演習でちぐはぐになりがちなところ)にとてもよい練習になりますね。
そして抒情的な部分と叙事的の描写バランスがちょうどいいと思います。
今回の日記の下記2点について教えてください。
1. 文頭の A l’école の Aですが、À ではないのはなぜ?
2. ブログの説明内の性一致の注意書きにもある、entourée の最後のe は、続きの de camarades venant du mondeが、女の子たち、という前提だから?
と、女の子たちのcamarades ということは、entouréesはアリなのか?不自然なのか?
あまり細かすぎることは追わず、ざっくりととらえながらおいおい感覚で身についていくものでもあると理解しているのですが、せっかく質問できる機会があるので、よかったら教えてください。
9月11日のぺぎぃLiveも楽しみにしています!
ねこあたま
ねこあたまさん、Bonjour!
こちらこそ、いつもご覧いただきありがとうございます!
1. 文頭の「A l’école」の「A」に関しては、フランス人でも意見が分かれているところで、よく小学校などでは「頭文字が大文字の時にはアクサンを付けるな」と教わるのですが、アカデミーフランセーズの正式なフランス語の表記には「大文字・小文字を問わず、アクサンが付くときには必ずつけるべき」とされています。(参考:https://www.dictionnaire-academie.fr/article/QDL005)
ぺぎぃの場合は、確かにアクサンを付けたほうが綴りとして正しいのは理解しているのですが、小学校で先生に何度も言われた「大文字ではアクサンを付けるな」の癖が未だに残っているため、よく迷いがちな点です。
大変良いご質問だと思います。一応練習用にディクテを書いている身なので、これからはアカデミーフランセーズにならい、アクサンを付けていこうと思います。(*^▽^*)
2.そこの整数一致は難しいですよね。今回は、主語の「ぺぎこちゃん」が女性で単数形なので「entourée」には「e」が付きます。
「Pegiko finit aussi par accepter…」の部分が整数一致に関わっているので、「Pegiko」を赤くしてみましたが、やはり矢印がないと分かりにくかったかもしれません。
ねこあたまさんが疑問を抱かれたということは、絶対に他にも同じ疑問を抱いた人がいるということですので、今後もご質問があれば、遠慮なく言ってください。°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
ぺぎぃ
ぺぎこちゃん ぺぎぃさん
こんにちは (^o^)
年度末の学校はどこでも同じなんですね〜
子どもたちの学校でも学年末が近づいて、先生が成績を書き終えたらもう授業どころではないです σ(^_^;)
日本ではちょっと考えられないことですが、子どもたちは楽しそうです。しかも、中学校や高校だと6月の途中で学校が終わってしまって宿題のない夏休みが2ヶ月以上です。おかげで夏休みは宿題のことを気にせずに一時帰国できるんですけどね (^-^;
そう、同じくらいのレベルだと、あまり臆せずに話せるし自分の言いたいことが通じた時は嬉しいんですよね♪ 今回も楽しくできました (^-^)/ ありがとうございました。
ごまふあざらし
ごまふあざらしさん、
こんにちは!返信が遅くなりました。(◎_◎;)
そうなんですよね。ぺぎぃも小中高と、高校3年生のバカロレア以外の年は殆ど6月の途中に授業が終わり、遊び三昧でした。
特に小学校なんかは、学校にカードゲームやゲーム機などを持ってきても良くて(当時はゲームボーイしかありませんでしたが)、先生たちは校庭で永遠とお喋りをしている始末。完全に自由時間でした。(*^▽^*)
これからも「ぺぎこ日記」のディクテを頑張って作成していきます。お楽しみに!
ぺぎぃ