この記事には、今までにぺぎぃがYoutubeの動画で紹介してきた「フランス語のことわざ」をまとめておく。
動画へのリンクも貼っておくので、興味がある方はご活用いただければ幸いである。
また、追加でことわざや表現の説明を希望の方は是非とも動画のコメント欄か以下のコンタクトフォームをお使いください。
目次
- Après la pluie, le beau temps(雨の後には良い天気がくる)
- Être mal barré(舵が悪い)
- Faire d’une pierre deux coups(一個の一で二発当てる)
- Il n’y a pas le feu au lac(湖は燃えていない)
- La fin justifie les moyens(目的は手段を正当化する)
- Mieux vaut prévenir que guérir(治すよりも予防をした方がよい)
- Ne pas être dans son assiette(自身の平衡に入っていない)
- Tomber à pic(タイミングが良い / ちょうどよい)
- Tomber dans les pommes(りんごの中に落ちる)
Après la pluie, le beau temps(雨の後には良い天気がくる)
ことわざの意味
良い天気と悪い天気が交互にくるように、困難なことや不幸なことが起きた後には、絶対に良いことが起きるという意味。
日本語:「楽あれば苦あり」。
例文
– Je n’ai vraiment pas beaucoup de chance ces temps-ci. Je viens d’avoir un accident de voiture hier et en plus aujourd’hui j’ai perdu mon portefeuille. (最近本当に運が悪いんだ。昨日車の事故にあったばかりだし、今日は財布をなくしてしまったんだ。)
– Après la pluie, le beau temps.Ça ira mieux la semaine prochaine! (楽あれば苦あり、来週は良いことがあるよ!)
Être mal barré(舵が悪い)
ことわざの意味
船の舵が壊れた状態なので、思う方向に進むことができず、「幸先が悪い」という意味。
例文
1. Ils sont trop forts pour nous. Nous sommes mal barrés. (彼らは我々にとって強すぎる、幸先が悪いな!)
2. C’est mal barré. (このままでは危ない。)
Faire d’une pierre deux coups(一個の一で二発当てる)
ことわざの意味
一つの行為で二つの利益を得ることができるという意味。
日本語:「一石二鳥」。
例文
Ah, tu habites à Nice? Ça tombe bien! Je comptais y aller cet été pour passer mes vacances. Comme cela, je ferai d’une pierre deux coups. (あれ、ニースに住んでいるの?それはちょうど良いね!今年の夏に休暇を過ごしに行こうと思っていたんだ!それなら、一石二鳥だよ。)
Il n’y a pas le feu au lac(湖は燃えていない)
ことわざの意味
湖に火が付くことがあり得ないことから、「急ぐ必要はない」という意味。
例文
– Il faut absolument que je finisse avant demain? (どうしても明日までに終わらせなければいけませんか?)
– Non, non. T’inquiète! Il n’y a pas le feu. Ça peut attendre la semaine prochaine. (いやいや、心配しなくても火急の案件ではないし、来週でよいよ。)
La fin justifie les moyens(目的は手段を正当化する)
ことわざの意味
「La fin justifie les moyens」という表現は、直訳すると「目的は手段を正当化する」という意味になる。
つまり、目的を達成するためなら他人への迷惑や危害は無視した方法を取ることも辞さないということ。
同じように感じられることわざに「Tout est bien qui finit bien」というものも存在する。
これは「終わりよければすべてよし」という意味で、色々と困難や大変なことがあっても、結果的にうまくいったときに用いる。
例文
– Est-ce que tu es sûr qu’il ne faille pas prévenir Peggy avant d’utiliser sa carte bancaire?
(ぺぎぃのクレジットカードを使う前に、本当に連絡しておかなくていいのかな?)
– On n’a pas le choix de toute façon. La fin justifie les moyens.
(どのみち他に選択肢はないんだ。手段を選んではいられないよ。)
Mieux vaut prévenir que guérir(治すよりも予防をした方がよい)
ことわざの意味
既に起きてしまった問題を解決するよりも、先に問題を起こさせないことの方が容易であるという意味。
日本語:「転ばぬ先の杖」、「君子危うきに近寄らず」、「備えあれば憂いなし」。
例文
– Tu es sûr qu’il faut prendre un parapluie? (本当に傘が必要だと思うかい?)
– Oui, on ne sait jamais. Mieux vaut prévenir que guérir! (うん、万が一ということもあるから、「転ばぬ先の杖」だよ!)
Ne pas être dans son assiette(自身の平衡に入っていない)
ことわざの意味
うまく心身のバランスが取れていないことから、「本調子ではない」という意味。
例文
– Tu ne manges pas beaucoup. Ça va bien? (あまり食べていないね。大丈夫?)
– Non, je ne suis pas trop dans mon assiette aujourd’hui… (はい、今日はあまり体調が優れなくて…)
Tomber à pic(タイミングが良い / ちょうどよい)
ことわざの意味
「ことわざ」と言うよりは「表現」に近いかもしれないが、「Tomber à pic」とは「ちょうどよい」や「タイミングが良い」という意味。
例文
1. Tu tombes à pic! (いいところに来た!)
2. La pluie tombe à pic! (ちょうど良いところに雨が来た!)
Tomber dans les pommes(りんごの中に落ちる)
ことわざの意味
直訳すると「りんごの中に落ちる」となり、「気を失う」という意味。
一説によると、元々は「Tomber en pâmoison」という表現だったが、それが次第に「pommes」に変わっていったとされている。
例文
Si tu ne manges pas assez, tu vas tomber dans les pommes. (ちゃんと食べないと気を失ってしまいますよ。)
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