その他、ぺぎぃの雑学

【ぺぎぃの料理】Tarte aux Pommes / りんごパイ

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ぺぎぃのおすすめ料理、二皿目。今回はデザートとして、フランスで割と簡単に材料を集めることができるTarte aux Pommes(りんごパイ)の作り方について紹介しよう。

難易度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆(ぺぎぃ感覚)
材料費 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆(約2€/人)
所要時間 ★★★★★★☆☆☆☆(約1時間)
栄養バランス ★★☆☆☆☆☆☆☆☆(デザートである)
おすすめ度 ★★★★★☆☆☆☆☆(ぺぎぃ感覚)
コメント市販のパイ生地を買えば、一瞬でできる!

Tarte aux Pommes(りんごパイ) の作り方にも様々な手段が存在するが、今回は市販のパイ生地を用いて作っていくことにする。日本など、市販のパイ生地というものが存在しないという場合は、小麦粉を混ぜて平べったくすれば同じようなものができるので、そうすればよい。

まぁ、ぺぎぃとしては、正直自分でパイ生地から作成したりんごパイのほうが美味しいと思うが、費やす時間を考慮したコストパフォーマンス面で言えば、パイ生地に分がある。Le temps c’est de l’argent(時は金なり)である。

材料を揃えよう

Tarte aux Pommes を作るための材料は本当に単純である。

・Des pommes(りんご)

まずは、なんといってもPommes(りんご)が必要である。一つのTarte aux Pommes(りんごパイ) を作るのに、大体4~5個程度必要となる。別に、酸っぱいりんごでも、傷んでいるりんごでも、特に問題はない。ぺぎぃとしては、むしろそのままでは食べられないPommes を処分する代わりにTarte に入れていたりする。

なお、今回のTarte aux Pommes(りんごパイ) のRecette(レシピ)は、Tarte aux Poires(梨のパイ)にもそっくり応用できるため、試してみたい方はPommes(りんご)の代わりにPoires(梨) を入れてみるのもありである。

・Une pâte à tarte(パイ生地)

次に必要となるのが、こちら:Pâte à tarte(パイ生地)である。Pâte(生地) はPâte でも、前回作ったPâtes carbonaraPâtes とは異なり、平べったいパイ生地のことである。基本的に、フランスではスパゲッティでもパイでも、小麦粉ベースで料理の基本材料となるものはPâte と呼ぶことが多い

なお、今回ぺぎぃがしようしたPâte(生地)Pâte feuilletée と呼ばれるものである。他にもPâte briséePâte sablée などの合計3種類の主なPâte が存在する。

– Pâte feuilletée

今回ぺぎぃが使用したのがこのPâte feuilletée焼き上がり後にサクッとしていて軽いのが特徴で、他の2種類のPâte と比較すると少しだけバターが多く用いられている。通常、Tarte aux PommesMillefeuilles(ミルフィーユ)に用いるが、他にもGalette des rois(ガレット・デ・ロワ)や、食前用のAperitif(アペリティフ)を作るときにもおすすめである。

– Pâte brisée

Pâte brisée というのは、焼き上がり後に粉々になりにくい一枚岩なようなパイ生地のことで、大抵何にでも使うことができる万能なPâte である。通常Quiches(キッシュ)等のしょっぱい料理に用いることが多いが、デザートのパイ(りんご、アプリコット、桃など)にも用いることができる。

基本的に、水と小麦粉とバターと塩を混ぜ合わせればこのPâte brisée になる

– Pâte sablée

最後に、Pâte sablée というものも存在する。こちらは、Pâte brisée とは正反対に焼き上がり後にボロボロともろく崩れるのが特徴で、味も他の2つのPâte と比較して少し甘い。通常木の実(Myrtilles、Framboises)系のパイや、チョコレートパイ、レモンパイなどに用いることが多い。また、その名の通り、Sablés (サブレ)を作るのにも適しているパイである。

・Du beurre

最後に、バターも一かけら程度必要になる。特になくてもよいのだが、これはぺぎぃのおすすめである。

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料理をはじめよう

では、材料の紹介が一通り終わったところで、いつも通りさっそく料理に取り掛かるとしよう!

1. Étalez la pâte(パイ生地を広げよ)

まずは、手始めにPâte à tarte(パイ生地) を広げて、パイ用の器に乗せておこう。別に丸い器でなくてもよいのだが、Pâte(生地) の形と器の形が合わない場合は、余った部分をちぎって足りない部分につないだりと、適当に工夫しよう。

2. Enfournez la pâte(パイ生地をオーブンに入れよ)

ここで、ぺぎぃの裏技。先にPâte(生地) だけをオーブンに入れて、少しだけ温めておくのである。そうすることによって、あとでPommes(りんご) を乗せたときにぐちゃぐちゃになりにくいし、バターを乗せたときにすぐに溶けるため、ぬりやすくなる。

ちなみにオーブンの設定温度は大体180℃から210℃の間である。なぜこんなに適当かというと、ぺぎぃ家のオーブンは、メモリの部分が壊れているため、ノブみたいなやつを回しても何度に設定されているのかがわからないからである。

ぺぎぃ
ぺぎぃ
まぁ、適度に確認しておけば大丈夫だよ。
ぺぎこ
ぺぎこ
生地が膨らまないように、上に皿みたいなものを重しとして乗せておくのもおすすめです。

3. Épluchez les pommes(りんごの皮を剥け)

ここで今回の料理の一番面倒くさいポイントがくる。特にこれと言って説明することはないが、とにかくりんごの皮をひたすらと剥くのである。

ちなみに、ぺぎぃのおすすめは、以下の写真のような果物ナイフを使用することである。肉を切るためのギザギザナイフよりスムーズにりんごの皮を剥くことができる。

4. Sortez la pâte à tarte du four(オーブンからパイ生地を取り出せ)

さて、ここでPâte à tarte(パイ生地) がオーブンで焼けすぎないように、取り出しておこう。少し膨らみかけた程度がちょうどよい焼き加減である。

5. Étalez un dé de beurre sur la pâte(パイ生地に一かけらのバターを塗れ)

また、ここでさらにぺぎぃの裏技。オーブンから取り出して温かくなったPâte(生地)Beurre(バター)一かけら塗っておこう。乗せるだけで、勝手に溶けてくれるはずである。こうすることによって、Tarte aux Pommes が若干香ばしくなるのである。

ちなみに、un dé de beurre とは、バター一かけらのことである。

ぺぎぃ
ぺぎぃ
Un dé とはサイコロのことでもあるからね。

6. Coupez les pommes en morceaux(りんごを細かく切れ)

さて、Beurre(バター)Pâte(生地) に広まっているうちに、先ほど剥いたPommes たちを細長く切ってしまおう。大体12当分くらいのイメージでよい。

ちなみに、切る前や、切っている間にりんごが酸化してしまい茶色くなってきたりしてしまう場合もあるが、特に問題はない

7. Placez les lamelles de pommes en spirale(りんごのかけらを渦状に乗せよ)

それでは、いよいよPommes(りんご)Pâte(生地) に乗せていこう。別にSpirale (スパイラル=渦状)である必要はないのだが、このように並べると一番きれいに乗せることができる。

8. Mettez la tarte au four(パイをオーブンに入れよ)

Pommes(りんご) を全て並べ終えたら、TarteFour(オーブン)に入れよう。先ほどと同じく、大体180℃~210℃30分ほど入れておけばよい。時間はほとんど目安で、初めての場合は定期的にTarte が焦げすぎていないか、または焼けなさ過ぎていないか確認してみることを推奨する。

ぺぎこ
ぺぎこ
早くできないかな。。。

完成!

ちなみに、Pommes(りんご)の代わりにPoires(梨)を用いていれば、以下のようにTarte aux poires(梨パイ)が完成する。

 

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