文法:前置詞

Pendant / durant / en / pour /dans など「~の間に」「~までに」を表す前置詞【フランス語の文法】

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フランス語で「~の間に」「~までに」と伝えたいとき、一体どの前置詞を用いればよいのだろうか?

フランス語の時を表す前置詞には、「pendant」「durant」「en」「pour」「dans」と大きく分けて4つ存在する。今回の記事ではこれら5つの前置詞の使い分け方について解説していこう。

本記事の内容
  • 前置詞「pendant/durant」の使い方
  • 前置詞「en」の使い方
  • 前置詞「pour」の使い方
  • 前置詞「dans」の使い方

とりあえず、「~の間に」を言い表す表現として、真っ先に思いつく前置詞は「pendant」である。しかし、「~の時間をかけて」「~までに」と微妙なニュアンスを伝えたいときには、「pendant」だけでは会話が成立しない。

ぺぎぃは今まで30年(=pendant trente ans)もこれらの前置詞を使い分けることを日常的に学んできたので、今回の記事では今までの体験談も含め、それぞれの前置詞の使い分け方を例文を用いてわかりやすく説明していきたいと思う。最後まで読んだ皆様には、もはや前置詞「pendant」「durant」「en」「pour」「dans」に対する迷いが完全になくなっていることだろう。

また、いつも通り、記事の後半には練習問題も作成してみたので、自分の理解度を確認したい人は是非とも挑戦してみてもらいたい。解説もちゃんと載せてあるのでご心配なく!

ぺぎぃ
ぺぎぃ
では、いっちょやりますか!
ぺぎぃのフランス語講座~フランス語文法【まとめページ】このページでは、今までにぺぎぃが作成してきた「フランス語の文法」に関する記事をまとめている。興味がある方は是非とも参考にしていただければ嬉しい。...

フランス語の前置詞「pendant/durant」の使い方:「~の間に」

まずは、一番基本的な時間を表す前置詞「pendant」から解説していこう。実は「durant」「pendant」と全く同じ意味なので、この二つの前置詞入れ替え可能である。

英語では「during」に該当するが、文面によっては「for」にも該当し得るので注意が必要。

1-1. 前置詞「pendant/durant」の使い方

行動や動作を中心として、始まりと終わりがはっきりとしている継続した時間を表すときに、前置詞「pendant/durant」を用いる。

つまり、ポイントは二つ:

  • 話の内容が行動や動作を中心としているか
  • その行動や動作が継続して行われているものか

ということである。

例えば、「○○を探す(chercher qqch.)」「○○を運転する(conduire qqch.)」「泳ぐ(nager)」などの継続して行うことができる行動や動作に対しては、前置詞「pendant」を用いることが多いが、「○○を見つける(trouver qqch.)」「○○に到着する(arriver à ○○)」「○○を終える(finir qqch.)」の場合には、動作ではなく結果なので「~の間に」前置詞「pendant」を用いることはできない。

また、「休む(se reposer)」「食べる(manger)」など、場合によっては前置詞「pendant」を用いたり、前置詞「en」を用いたりする動詞もあるため、その際には行動や動作が話の中心なのか、または時間そのものが話の中心かによって考える必要がある。

1-2. 例文を使って説明

言葉だけでは説明が難しいので一緒に例文を見ていくとしよう。

Les enfants français vont généralement à l’école primaire pendant cinq ans.(一般的に、フランス人の子供は5年間小学校に通います)
⇒ 子供たちは、5年物間継続して学校に通うため、前置詞「pendant」を用いる。

Nous partons nous promener en montagne pendant deux semaines.(2週間山に散歩に行ってきます)
⇒ 同じく、山に散歩に出るという動作は2週間継続されるものなので、前置詞「pendant」を用いる。

Peggy s’est douché pendant 30 minutes.(ぺぎぃは30分シャワーを浴びた)
⇒ ここでは、「30分でシャワーが終わった」と時間を重要視しているのではなく、「シャワーを30分間していた」と動作の部分が話のメインとなっているため、前置詞「pendant」を用いる。「30分」という時間をメインに持ってきたい場合には、「Peggy s’est douché en 30 minutes.(ぺぎぃは30分でシャワーを浴び終わった)」と前置詞「en」が使われる。

また、一言付け加えると、これらの3つの文では、「いつからいつまで」という「始まりと終わり」がはっきりとしている。

強いて言うならば、

  • 小学校の場合は1年生(CP)から5年生(CM2)まで
  • 登山の場合は、この日からこの日まで2週間
  • シャワーの話でも、何時何分から何時何分まで

とそれぞれ時間をはっきりと表現することが可能である。

前置詞「pendant」を用いる際には、このように始まりと終わりの時間をはっきりとさせることができる場合が多い。

たまに、文中で前置詞が用いられずに、直接継続時間が用いられているときがある。

(例)Hier soir, j’ai dormi 12 heures.(昨晩、12時間寝たよ)

これは実は前置詞「pendant」が省略されているためであり、本来なら:

(例)Hier soir, j’ai dormi pendant 12 heures.(昨晩、12時間の間寝たよ)

という意味である。

考え方としては、「12」などの数字が用いられる際には、前置詞「pendant」は必ずしも用いる必要がなく、省略してよいと覚えておけばよい。しかし、これは飽くまで肯定文の時であり、否定文の場合には:

(例)Hier soir, je n’ai pas pu dormir pendant 3 heures.(昨晩、3時間の間眠ることができなかった)

となる。迷う方は日本語でも「~の間」が用いられているか否かの部分に着目してみるのもよいかもしれない。

ぺぎこ
ぺぎこ
逆に言えば、前置詞が用いられていない文があった場合には「~の間」という意味だと捉えればよいわけね!
ぺぎぃ
ぺぎぃ
そういうことだよ!

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フランス語の前置詞「en」の使い方:「~の時間で」

次に、前置詞「en」について解説していこう。これもフランス語で時間の長さを表す前置詞である。英語では「in」「within」に該当する。

2-1. 前置詞「en」の使い方

ある結果に到達するために必要な時間の量を表すときに、前置詞「en」を用いる。

つまり、ここでもポイントは二つ:

  • 結果について話しているのか
  • 話の内容が必要な時間の量を中心としているか

ということである。

この「結果」というのは、「○○を終わらせる」と考えてみればわかりやすいと思う。

例えば、前置詞「pendant」の説明の時に挙げた「○○を探す(chercher qqch.)」「○○を運転する(conduire qqch.)」「泳ぐ(nager)」などの動詞は、「結果」ではなく「動作そのもの」について表していることが多いため、前置詞「pendant」を使うことは多くても、あまり前置詞「en」を用いることはない。

逆に、前置詞「en」を使う動詞の例としては、「○○を見つける(trouver qqch.)=探した結果「○○に到着する(arriver à ○○)=運転した結果「○○を終える(finir qqch.)=泳いだ結果が挙げられる。この場合、「○○分間で」「○○時間で」などと必要な時間の量を表すことになる。

2-2. 例文を使って説明

それでは、一緒に例文を見ていくとしよう。

Les enfants français finissent généralement à l’école primaire en cinq ans.(一般的に、フランス人の子供は5年で小学校を卒業します)
⇒ 子供たちは、「5年で」小学校を卒業する。つまり「小学校を卒業する」という結果に対して必要な時間について話しているので、前置詞「en」を用いる。

Nous allons traverser la chaîne de montagne en deux semaines.(我々は山脈を2週間かけて渡り切ります)
⇒ ここでも、「2週間かけて=2週間で」と時間の量について話しているので、前置詞「en」を用いる。

Peggy s’est douché en 30 minutes.(ぺぎぃは30分でシャワーを浴び終えた)
前置詞「pendant」の例と同じ「se doucher(シャワーを浴びる)」という動詞でも、前置詞「en」を用いると異なる意味になる。ここでは、「se doucher」というのは単に「シャワーを浴びる」という意味合いではなく、前置詞「en」のおかげで「シャワーを浴び終えるという結果を表す動詞となっているのである。

つまり、以上の前置詞「en」を用いた3つの文全てでは、「いつからいつまで」という継続した時間について話しているのではなく、「結果に到達するまでの時間」について話しているのである。

強いて言うならば、

  • 小学校の場合は5年で卒業する
  • 登山の場合は、2週間で渡り切る
  • シャワーの話では、30分で浴び終える

とそれぞれ結果について話している。

前置詞「en」とは、このように結果に到達するまでの必要時間を中心として話すときに使われる前置詞なのである

ぺぎこ
ぺぎこ
なるほど、結果に到達するまでの時間と考えればわかりやすいわね!

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フランス語の前置詞「pour」の使い方:「~の予定」

続いて、フランス語で時間の長さを表す前置詞にはもう一つ「pour」というものが存在する。この章では前置詞「pour」の使い方を見ていこう。

この前置詞は英語で「for」に該当する。英語では先ほど紹介した前置詞「pendant」と似たような感じがするかもしれないが、使い方は全く異なるので注意が必要だ。

3-1. 前置詞「for」の使い方

予定された期間を表すときに、前置詞「pour」を用いる。

ここでは、当然だが「予定された期間」という部分がポイントとなっている。つまり、まだ起きてはいないが、これから「○○の期間の間」何かをするという場合に前置詞「pour」を用いるということである。

また、この際前置詞「pendant」と勘違いしないため、以下の追加ルールも覚えておけばよいと思う:

時間の対象となる動詞が継続される行動や動作を表している場合には前置詞「pendant」しか用いることはできないが、動詞が単発的な行動や動作を表している場合には前置詞「pour」を用いることができる。

例えば、先ほどから挙げている「○○を探す(chercher qqch.)」「○○を運転する(conduire qqch.)」「泳ぐ(nager)」などの動詞は、「継続される行動や動作」を表しているため、前置詞「pour」を用いることはできないが、「○○を借りる(louer qqch.)」「○○に出発する(partir qq. part)」などはその場で「単発的に行う行動」とも取ることができるので前置詞「pour」を用いることができるのである。

まだいまいちよく伝わらない方のために、例文を見ていくとしよう。

3-2. 例文を使って説明

Peggy va partir au Japon pour trois ans.(ぺぎぃは3年間日本へ行く(予定だ))
⇒ ぺぎぃはこれから3年間日本へ行く「予定」なので、個々では前置詞「pour」を用いる。ただし、これは期間を話の中心に持ってきたい場合。もし、「日本へ行く」という行動をメインとして伝えたい場合には、「Peggy va partir au Japon pendant 3 ans.」と言ってもよい。

Pegiko a loué un appartement à Paris pour deux ans.(ぺぎこはパリにアパートを2年契約で借りた)
⇒ これは「アパートを借りる契約を交わした」、つまり「契約だけ交わして、これから住む予定だ」という意味合い。もし、「賃貸で2年間アパートに住んでいた」と継続した行動について話したい場合には、「Pegiko a loué un appartement à Paris pendant deux ans.」前置詞「pendant」を用いることになる。

× Peggy s’est douché pour 30 minutes.(ぺぎぃは30分シャワーを浴びた)
⇒ ここでは「se doucher(シャワーを浴びる)」という動詞がどうあっても「継続された行動」の意味しかとることができないので、前置詞「pour」を用いることができない前置詞「pour」を使うためには、「Peggy est parti se doucher pour 30 minutes.(ぺぎぃは30分シャワーをしに行った)」とメインの動詞を「単発的な行動」を表す動詞と入れ替える必要がある。

お分かりいただけただろうか?

つまり、前置詞「pour」「○○を△△の期間する予定という時に用いる前置詞であり、単発的な行動を表す動詞と一緒にしか用いることができないのである。

ぺぎこ
ぺぎこ
結構難しいですよ。。。
ぺぎぃ
ぺぎぃ
まぁ、あまり深く考える必要はないよ。「○○をする予定」という時に、どれくらいの期間する予定なのかを前置詞「pour」を使って表せば良いだけだよ!

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フランス語の前置詞「dans」の使い方:「~後に」&「~以内に/○○中に」

そして最後に、「○○後に」「○○以内に/○○中に」を表す前置詞「dans」の使い方について解説しよう。

この前置詞も、前置詞「en」と同じく、使い方によって英語の「in」「within」に該当する。

4-1. 前置詞「dans」の使い方

「○○後に」未来に定められた時期を伝えたいときには前置詞「dans」を、「○○以内に/○○中に」期限を伝えたいときには前置詞「dans」+定冠詞「le/la/les」を用いる。

つまり、前置詞「dans」を用いるポイントも前置詞「pour」と同じく、未来について話しているときだが、大きな違いは:

前置詞「pour」は予定された期間に対して使われていた

のに対し、

前置詞「dans」未来に定められた時期、若しくは期限に対して使われる

というところにある。

また、前置詞「dans」のすぐ後ろに定冠詞「le/la/les」が来るか否かによっても意味合いが大分変ってくるので注意が必要である。

ぺぎこ
ぺぎこ
また難しそうですよ!!
ぺぎぃ
ぺぎぃ
大丈夫、大丈夫。ぺぎぃと一緒に例文を見ていこう!

4-2. 例文を使って説明

前置詞「dans」=「○○後に」

Peggy est actuellement en CP. Il ira au collège dans cinq ans.(ぺぎぃは現在小学校一年生だ。中学校には5年後に行く予定である。)
⇒ 「5年後」と未来に定められた時期についての話なので、前置詞「pour」ではなく、前置詞「dans」を用いる。

Nous partons nous promener en montagne dans deux semaines.(2週間後に山に散歩に行ってきます)
⇒ 同じく、「2週間後に」という未来に定められた時期についての話なので、前置詞「dans」を用いる。もし「Nous partons nous promener en montagne pour deux semaines」という文なら、「2週間もの間山に散歩に行く予定です」という意味になる。

前置詞「dans」+ 定冠詞「le/la/les」=「○○以内に/○○中に」

Peggy est actuellement en CP. Il ira au collège dans les cinq ans (à venir).(ぺぎぃは現在小学校一年生だ。中学校には5年後までに行く予定である。)
⇒ 今回は前置詞「dans」+定冠詞「les」が用いられているので、単なる「5年後」という意味ではなく、「これから5年後までに=5年以内に」というニュアンスになる。つまり、ピッタリ5年後ではなく、最大で5年間が経過する前にぺぎぃは中学校に入るという意味である。追加で「これからくる」という意味の「à venir」を文末に付け足すこともできる。

Nous partons nous promener en montagne dans les deux semaines (à venir).(2週間以内に山に散歩に行ってきます)
⇒ 同じく、前置詞「dans」定冠詞「les」を加えたことによって「2週間後に」から「2週間以内に」という意味に文が変更された。

Dans les jours à venir, nous allons organiser un barbecue.(近日中にバーベキューを行う予定だ)
⇒ 今回は少し難しいが、前置詞「dans」+ 定冠詞「les」の造りで期限を表しているが、そのゴールは飽くまで「jours à venir(近日)」とはっきりしていないため、「近日中」という期限がはっきりしない言い回しになる。

ちなみに「dans+le/la/les」の同義語として、次に数字が来る場合には「d’ici」という言い方もできる。例えば、「d’ici deux semaines」とは、「ここから2週間以内に」という意味である。

しかし、「d’ici les jours à venir」とはあまり言わないので、飽くまで次に数字が来る場合限定として考えたほうがよい。

結論として、前置詞「dans」の使い方は然程難しくはない。定冠詞を用いずに「○○後」未来の時期について述べるか、定冠詞「le/la/les」を付け加えて「○○以内に」期限について言い表すことができるのである。

ぺぎこ
ぺぎこ
確かに、思ったより簡単でしたよ!

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練習問題

時間の前置詞を用いて空欄を埋めよ

1. Pour vivre plus longtemps, il est conseillé de dormir ___ plus de 7 heures par jour.(長生きするためには、1日に7時間以上寝ることが推奨されています)

2. Peggy a dévoré tous les sashimis ___ seulement trois minutes.(ぺぎぃはたったの3分間でお刺身を全て平らげてた)

3. Mon dieux! Quel embouteillage! On va en avoir ___ des heures!(神よ!なんて渋滞だ!これは何時間もかかるよ!)

4. On dit que la température de la Terre ne va cesser de croître ___ les années à venir.(地球の気温は、今後数年間上がり続けると言われている)

5. Si vous pleurez déjà après dix minutes d’entraînement, je ne voudrais pas imaginer ce qu’il va se passer ___ deux heures!(10分の練習をしただけでもう音を上げているのなら、2時間後はどうなっているのか想像もしたくないね!)

6. Pegiko a étudié le français ___ trois ans.(ぺぎこは3年間フランス語を勉強しました)

7. Pegiko est partie étudier en France ___ trois ans.(ぺぎこはフランスに3年間勉強をしに行きました)

8. Pegiko a appris le français ___ trois ans.(ぺぎこは3年でフランス語を覚えました)

9. Votre attention! Le magicien va faire apparaître un lapin de son chapeau ___ les prochaines secondes!(ご注目!手品師はこれから数秒のうちに帽子からウサギを取り出します!)

10. Hier, je suis allé au restaurant et j’en ai eu ___ deux heures de queue.(昨日レストランへ行って、2時間も並ばされたよ)

回答&解説

1. Pour vivre plus longtemps, il est conseillé de dormir pendant/durant plus de 7 heures par jour.(長生きするためには、1日に7時間以上寝ることが推奨されています)

2. Peggy a dévoré tous les sashimis en seulement trois minutes.(ぺぎぃはたったの3分間でお刺身を全て平らげてた)

3. Mon dieux! Quel embouteillage! On va en avoir pour des heures!(神よ!なんて渋滞だ!これは何時間もかかるよ!)

4. On dit que la température de la Terre ne va cesser de croître dans les années à venir.(地球の気温は、今後数年間上がり続けると言われている)

5. Si vous pleurez déjà après dix minutes d’entraînement, je ne voudrais pas imaginer ce qu’il va se passer dans deux heures!(10分の練習をしただけでもう音を上げているのなら、2時間後はどうなっているのか想像もしたくないね!)

6. Pegiko a étudié le français pendant/durant trois ans.(ぺぎこは3年間フランス語を勉強しました)

7. Pegiko est partie étudier en France pour trois ans.(ぺぎこはフランスに3年間勉強をしに行きました)

8. Pegiko a appris le français en trois ans.(ぺぎこは3年でフランス語を覚えました)

9. Votre attention! Le magicien va faire apparaître un lapin de son chapeau dans les prochaines secondes!(ご注目!手品師はこれから数秒のうちに帽子からウサギを取り出します!)

10. Hier, je suis allé au restaurant et j’en ai eu pour deux heures de queue.(昨日レストランへ行って、2時間も並ばされたよ)

1. dormir pendant/durant plus de 7 heures par jour
「寝る」という行動に対して話しており、「7時間」と言うのは「寝る前」から「起きるまで」と始まりと終わりがはっきりとしているため、前置詞「pendant」を用いるのが正解。また、前置詞を用いず、空欄のまま「dormir plus de 7 heures」のままにしてもOK。

2. en seulement trois minutes
ぺぎぃがお刺身を「平らげる」という結果に到達するまで3分間かかったという意味なので、前置詞「en」を用いるのが正解。

3. On va en avoir pour des heures!
「on va en avoir」というのは「○○の時間がかかる」という意味。これは「予定」というよりは「あと数時間はかかるだろう」という「予測」の話だが、前置詞「pour」を用いるのが正解。前置詞「pendant」を用いても文法的にはOKそうだが、「avoir」が「継続して渋滞をもらう」という意味になってしまうため、少しおかしな文章になる。よって不正解。「on va en avoir pour」と一括りのフレーズとして覚えておくのもおすすめ。

4. dans les années à venir
前置詞「dans」+ 定冠詞「les」で「○○以内」「○○中」という意味を持つ。今回は「le années à venir(近年)」と期限があやふやなため、「近年中」「今後数年間」という意味になる。

5. ce qu’il va se passer dans deux heures
⇒ 「2時間後」と未来の時期を言い表しているので、前置詞「dans」を用いるのが正解。

6. Pegiko a étudié le français pendant/durant trois ans
⇒ 3年間フランス語を継続して勉強し続けたという意味なので、前置詞「pendant/durant」を用いる。また、後ろに「trois ans」と数字が来ているため、「Pegiko a étudié le français trois ans」と前置詞を抜かしてもOK。

7. Pegiko est partie étudier en France pour trois ans
⇒ 今回は和訳部分に着目する必要がある。「ぺぎこは3年間フランスに勉強しに行きました」であり、「ぺぎこは3年間フランスに勉強しに行っていました」と継続の意味で言っているわけではない。つまり今回の「est partie」という動詞は飽くまで単発な行動であり、継続されるのは「étudier」の方。よって、正しい前置詞は「pour」である。逆に「勉強しに行っていました」と伝えたいときには、前置詞「pendant」を用いる。

8. Pegiko a appris le français en trois ans
⇒ ぺぎこは3年間かけてフランス語を学んだ。つまり「フランス語を習得する」という結果に到達するまでに3年間かかったということなので、前置詞「en」を用いる。

9. dans les prochaines secondes
⇒ 4.と同じ考え方。「数秒以内に」や「これから数秒の間に」という未来に対する期限が設定されているため、前置詞「dans」+ 定冠詞「les」の形が用いられる。

10. j’en ai eu pour deux heures de queue
⇒ 3.と同じ考え方。難しいのは、文が過去形で書かれているということ。これでは「予定」だと分かるのが難しい。しかし、消去法で考えても、「列に並ぶ仕打ちを継続的に受ける」と言うのはおかしいので前置詞「pendant」は使えない。また、「j’en ai eu」と「何かしら食べ物を手に入れた」という結果に到達するための時間として前置詞「en」を用いることは文法的には可能であるが、発想が些かぶっ飛んでいる感が否めない。そして、前置詞「dans」は飽くまで未来に対する話なので過去の話に使用するのは適切とは言えない。よって、前置詞「pour」を用いるのが正解となる。英語がわかる方は「for」に置き換えてみるとスムーズに理解できるかもしれない。

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POSTED COMMENT

  1. Komatchimatta より:

    75歳老女。非常にわかりやすかったです。ありがとうございました。
    忘れるかもしれませんが….

    • onsenpeggy より:

      Komatchimattaさん、Bonjour!

      コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです!(*^▽^*)

      ぺぎぃ

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