「フランス人に好きな人ができちゃった!「愛してる」ってどう言えばいいの?」
「フランス人から「愛してる」って告白されちゃった、どうやって「私も」と返事すればいいの?」
よくネットや知恵袋などで見かける質問である。
本記事の内容
・フランスでよく用いられている「愛してる」の表現【全10種類】
・「愛してるよ」と言われたときに「私も」と返すための方法
フランス人は基本的にとても愛情表現が豊かで、公衆の面前でも平気でキスをしたり、パートナーへの愛情表現を常にしている人々である。
ぺぎぃも、今まで30年間フランスで暮らしてきた中で、学生時代から社会人生活まで様々なフランス人の愛情表現や「愛の言葉」なるものに携わってきた。
そこで、今回の記事では、フランス語で「愛してる」と言うための表現を10種類と、また「私も愛している」と返してあげるためのフレーズをいくつか紹介しよう。これらのフレーズをマスターすれば、フランス人と好き放題に愛の言葉を交わすことができるようになることだろう。
目次
- フランス語で「愛してる」の表現【全10種類】
- 1-1. 最も基本の言葉:「Je t’aime(ジュ・テーム)」
- 1-2. 大好きです:「Je t’adore(ジュ・タドー)」
- 1-3. 恋をしています:「Je suis amoureux(se) de toi.」
- 1-4. あなたにメロメロです:「Je suis fou/folle de toi.」
- 1-5. 人生で最愛の人です:「Tu es l’amour de ma vie.」
- 1-6. あなたを思うとドキドキします:「Mon cœur bat la chamade pour toi.」
- 1-7. あなたといると幸せです:「Tu me rends tellement heureux(se).」
- 1-8. あなたは私の体の一部です:「Je t’ai dans la peau.」
- 1-9. あなたなしには生きられません:「Sans toi, je ne suis rien.」
- 1-10. あなたは私の心の一部です:「Il y a une place dans mon coeur…」
- まとめ:フランス語で「愛してる」の表現【一覧表】
- 「私も愛しています」の返事の仕方
フランス語で「愛してる」の表現【全10種類】
フランス人は非常に情熱的なので、「愛している」と言う表現も数多く存在する。
ここでは、その一つ一つの表現の意味と発音を解説しながら、紹介していくとしよう。
1-1. 最も基本の言葉:「Je t’aime(ジュ・テーム)」
まずは最も基本となるフランス語のフレーズ:「Je t’aime(ジュ・テーム)」。日本人にも聞いたことがある人が多いのではないだろうか?
これはシンプルに「好きです」ともとることができるし、「愛している」ととることもできる、フランスで最も有名と言っても過言ではないフレーズである。
Je t’aime.(好きです)⇒ 告白のフレーズ
Je t’aime mon cœur.(愛しているよ、ハニー)
Je t’aime mon gros bébé.(愛しているよ、私の大きな赤ちゃん)
なお、このフレーズは他にも「Je t’aime très fort(とても強く愛している)」や「Je t’aime à la folie(狂うほど愛しています)」など、様々な表現方法が存在するが、ここでそれらも全て紹介してしまうと非常に長い記事になってしまうので、別な記事で紹介することにした。興味がある方は以下のリンクからどうぞ。
1-2. 大好きです:「Je t’adore(ジュ・タドー)」
次に、これもフランス語で結構聞くことができるフレーズの「Je t’adore(ジュ・タドー)」。これは日本語で言う「大好きです」や「とても好き」という意味に近い。
しかし、この「Je t’adore(ジュ・タドー)」は意外とフランス語では曲者なのである。何故かと言うと、実は人に使われる「Je t’adore/Je l’adore」と、物に使われる「J’adore ○○」とでは、ニュアンスが微妙に異なるからである。
例を挙げて説明してみよう。
・人に対する「Je t’adore(ジュ・タドー)
例えば、人に対して「Je t’adore(ジュ・タドー)」と言う場合には、ニュアンス的には日本語の「大好きだ」に近い。つまり、「好き」よりは強い言い方ではあるが、先ほどの「Je t’aime(ジュ・テーム)=愛している」よりは弱いのである。
Peggy, je t’aime.(ぺぎぃ、君が好きだ。)
⇒ 「恋をしている」、または「愛している」という意味。告白などに使える。
Peggy, je t’adore!(ぺぎぃ、君が大好きだ!)
⇒ 「人として大好きだ」という意味。告白の言葉としては使えない。
J’aime Peggy.(ぺぎぃが好きだ。/ぺぎぃを愛している。)
⇒ 使う状況や場面によっては、単純な「ぺぎぃが好き」という意味と、「ぺぎぃを愛している」という別々の意味にとることができるフレーズである。
J’adore Peggy.(ぺぎぃが大好きだ。)
⇒ 「人として大好きだ」という意味。例えば、「あいつは本当に面白いから、大好きだ」みたいな感じで使える。
...ニュアンスがつかみ取れただろうか?
日本語でも告白の言葉として、相手に「大好きです」ではなくシンプルに「好きです」と言うことの方が多いのではないだろうか?それと同じ原理である。
つまり、使う場面としては「愛まではいかないが、大好きである」と普通の友達や何かプレゼントをもらった相手に対して「Merci, je t’adore!」と言ったりする。
・物に対する「J’adore(ジャドー)○○」
しかし、先ほどの「Je t’aime(ジュ・テーム)>> Je t’adore(ジュ・タドー)」の上下関係は、物に対する発言の場合には逆転する。つまり、「J’adore ○○ >> J’aime ○○」となるのである。
Pegiko aime faire du vélo.(ぺぎこは自転車に乗るのが好きだ。)
Peggy adore faire du vélo.(ぺぎぃは自転車に乗るのが大好きだ。)
解説:ほとんど変わらない二つのフレーズだが、「ぺぎことぺぎぃのどちらがより自転車をするのが好きか?」という質問に対して、答えは「ぺぎぃ」となる。なぜなら、ぺぎぃは自転車をするのが「adore(大好き)」だからだ。
もう一つ例文を見てみよう。
J’aime la cuisine française.(私はフランス料理が好きです。)
J’adore la cuisine française.(私はフランス料理が大好きです。)
解説:ここでも、一文目では「私はフランス料理が好き」だけだったのに対し、二文目では「私はフランス料理が大好き」となっているため、明らかに後者の方が好きの度合いは高いのである。
また、上の例で仮に「私はフランス料理を愛しています」と言いたい場合には、文法的には「J’aime la cuisine française」と言っても正しいのではあるが、ニュアンス的には弱すぎるため「愛している」という意味には伝わらない。
「フランス料理を愛しています」と言いたいときには「Je suis amoureux de la cuisine française」や、「Je suis fou de la cuisine française!」など、これから紹介するフレーズを使うことをおすすめする。
では、ここからは「Je t’aime(ジュ・テーム)」以外の「愛している/愛しています」の表現を見ていこう。
1-3. 恋をしています:「Je suis amoureux(se) de toi.」
手始めに、「Je suis amoureux de toi.(ジュ・スイ・アムルー・ド・トワ)」から紹介する。
形容詞の「Amoureux(se)(アムルー/アムルーズ)」は名詞の「Amour(アムール)=愛」からきており、「恋をしている」という意味である。つまり、「Je suis amoureux de toi.(ジュ・スイ・アムルー・ド・トワ)」とは「あなたに恋をしています」という意味になる。主に恋人に用いる表現であるが、他にも芸術作品や国、料理などにも「惚れた」という意味で用いることができる。
Je suis amoureux de toi.(私はあなたに恋をしています。)
Je suis tombée amoureuse du Japon. (私は日本に恋をしてしまいました。)
ちなみに、上の例文のように「恋に落ちました」は「Je suis tombé(e) amoureux(se) de toi.」と過去形で書く。読み方は「ジュ・スイ・トンベ・アムルー(ズ)・ド・トワ」。
1-4. あなたにメロメロです:「Je suis fou/folle de toi.」
次は、「あなたにメロメロです」という表現として、「Je suis fou de toi(ジュ・スイ・フー・ド・トワ)」という表現が挙げられる。こちらも話し手が女性である場合は変化し、「Je suis folle de toi(ジュ・スイ・フォッル・ド・トワ)」となる。
「あなたにメロメロです」と書いたが、訳し方は人さまざまで、この表現を直訳すると「私はあなたに狂っています」となり、「猛烈に愛している」ということになる。
他にも、「Je suis fou/folle amoureux(se) de toi(ジュ・スイ・フー/フォッル・アムルー(ズ)・ド・トワ)」と言うこともできる。
Je suis fou de toi.(私はあなたにメロメロです。)
Je suis folle de Peggy.(私は狂うほどぺぎぃを愛しています。)
Je suis fou amoureux de la cuisine française.(私はフランス料理を猛烈に愛しています。)
ちなみに、日本語で一番適している言葉は「溺愛(溺れるほど愛す)」になるのかなと、一瞬考えてみたが、「溺愛」というのは自分の子供やペットなどにも使える言葉であるのに対し、「Je suis folle de lui(私は彼を狂うほど愛しています)」はどう考えても恋心を抱く対象にしか使えない表現である気がする。
つまり、この「Je suis fou de ○○(私は○○にメロメロです)」の表現を使える対象は恋人(若しくは恋をしている相手)、あとは先ほどの「Je suis amoureux(se)(私は恋をしています)」と同じように芸術品や国、料理などとなる。
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1-5. 人生で最愛の人です:「Tu es l’amour de ma vie.」
こちらも、恋人や配偶者にしか使うことができない表現である:「Tu es l’amour de ma vie(テュ・エ・ラムール・ド・マ・ヴィ)」。
意味は、「人生の中で唯一無二のアムール(愛)」、つまり「あなたは人生で最愛の人です」という意味。
Pegiko, tu es l’amour de ma vie.(ぺぎこ、君は僕の人生で最愛の人だ。)
1-6. あなたを思うとドキドキします:「Mon cœur bat la chamade pour toi.」
日本語の発音が少し難しいが、少し変わった「愛してる」の表現に「Mon cœur bat la chamade pour toi.(モン・キュール・バ・ラ・シャマード・プー・トワ)」と言うものがある。
「Mon cœur(モン・キュール)」というのは「心臓」のことであり、「Battre la chamade(バットル・ラ・シャマード)」というのは、「高速でバクバク鳴る」という意味である。つまり、表現を直訳すると「あなたのために心臓がバクバクなっています=あなたを思うとドキドキします」ということになる。
なお、この表現は恋愛以外にも、例えば試験や緊張する場面などにも、「心臓がドキドキしている」という意味で用いることができる。
Mon cœur bat la chamade pour toi.(あなたを思うとドキドキします。)
En découvrant que j’avais oublié de prendre mon passeport, mon cœur s’est mis à battre la chamade.(パスポートを忘れたことに気がついて、心臓がバクバク鳴り始めた。)
ちなみに、「Cœur」の発音は最後の「r」をほとんど読まないので、正確には「キュー」に近くなる。例えば「Liqueur(リキュー)」の「キュー」と同じような感じ。
しかし、間違っても数字の「9」のように「キュウ」と言ってしまわないように注意!なぜなら、フランス語で「Cul(キュー)」とは「お尻」のことだからである。(しかも、あまりきれいな言い方ではない)
発音に自身がないのであれば、この表現はしばらく使わない方が良いだろう。
1-7. あなたといると幸せです:「Tu me rends tellement heureux(se).」
直接的に「愛してる」と言っているわけではないが、それに近い表現として「Tu me rends tellement heureux(テュ・ム・ロン・テルモン・ウルー)」と言うものがある。
これは、「あなたは私をとても幸せにしてくれます」という意味である。しかも、飽くまで「幸せにしてくれている」であって、「一緒にいると幸せ」よりも強いニュアンスが秘められている。
Tu me rends tellement heureux, Pegiko. Merci.(ぺぎこ、君は僕をとても幸せにしてくれる。ありがとう。)
1-8. あなたは私の体の一部です:「Je t’ai dans la peau.」
もう一つ、独特なフランス語の表現として「Je t’ai dans la peau(ジュ・テ・ダン・ラ・ポー)」というものも存在する。
これは直訳すると、「君は僕の皮の中にいるよ」となり、「君は僕の心身の一部だよ=愛している」という意味である。めったに聞く表現ではないため、ぺぎぃも生まれてこの方聞いたことがないが、「Je t’aime(ジュ・テーム)」以外のフランス語で少し変わった表現を探している人は使ってみるのも良いかもしれない。
1-9. あなたなしには生きられません:「Sans toi, je ne suis rien.」
「Sans toi, je ne suis rien(サン・トワ・ジュ・ヌ・スイ・リアン)」、これは「あなたがいなければ、私は無である」という意味。
他にも、「Je ne peux pas vivre sans toi(ジュ・ヌ・プ・パ・ヴィーヴル・サン・トワ)=あなたなしには生きられない」と言うこともできる。どちらとも、「究極に愛している」という意味である。
Merci de rester avec moi. Sans toi, je ne suis rien.(一緒にいてくれてありがとう。君がいなければ、僕は存在しない。)
Ne me quitte pas. Je ne peux pas vivre sans toi.(私を一人にしないで。あなたなしには生きられない。)
1-10. あなたは私の心の一部です:「Il y a une place dans mon coeur…」
最後に、少し詩じみた、おしゃれな表現として:「Il y a une place dans mon cœur réservée pour toi(イリヤ・ユヌ・プラス・ダン・モン・キュール・レゼルベ・プー・トワ)」と言うものがある。
少し長いが、これは「私の心にはあなた専用の席があります」という意味であり、「愛しています」と言うための非常におしゃれなフレーズである。
他にも「Il y a une place dans mon coeur qui t’attend(私の心に、あなたを待っている席があります)」と言ったりすることもできる。
何度も言うように、「Cœur(心)」の発音には十分に注意すること。まちがっても「Cul(お尻)」と発音してはいけない。せっかくの「詩のようなフレーズ」がとんでもない「死のフレーズ」になってしまうからだ。
発音に自身がないのであれば、この表現は使わないことをおすすめする。
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まとめ:フランス語で「愛してる」の表現【一覧表】

Je t’aime (ジュ・テーム) | フランスでもっともシンプルで有名な「好きです/愛している」のフレーズ。深く考えたくないという人はこの「ジュ・テーム」を活用しておけば、とりあえず間違いはないだろう。 なお、このフレーズは恋人だけではなく、肉親やとても親しい人にも用いることができる。 |
---|---|
Je t’adore (ジュ・タドー) | 「大好き」という意味のフレーズ。 ただし注意点として、人に用いる場合には「Je t’aime(愛してる) >> Je t’adore(大好きだ)」となるのに対し、物に用いる場合には「J’adore ○○(○○が大好きだ)>> J’aime ○○(○○が好きだ)」となるところが挙げられる。つまり、友達同士に用いる言葉としてはOKだが、告白の言葉としては少し弱い。 |
Je suis amoureux(se) de toi (ジュ・スイ・アムルー(ズ)・ド・トワ) | 「あなたに恋をしています」というフレーズ。「愛してる」と言う意味でも勿論使うことができる。この言葉は通常は恋人に用いる言葉であるが、他にも国や料理、芸術品などに「惚れた」という意味で用いることができる。 「恋に落ちた」は「Je suis tombé(e) amoureux(se) de toi(ジュ・スイ・トンベ・アムルー(ズ)・ド・トワ)」。 |
Je suis fou/folle de toi (ジュ・スイ・フー/フォッル・ド・トワ) | 直訳すると「あなたに狂っています=あなたにメロメロです」という意味になる表現。これも通常は恋人や恋愛の対象人物に用いる表現であるが、他にも国や料理、芸術品などにも用いることができる。 日本語の「溺愛」と少し異なるところは、「溺愛」は肉親やペットにも用いることができる点である。「Je suis fou/folle de toi」は使うことができない。 |
Je suis fou/folle amoureux(se) de toi (ジュ・スイ・フー/フォッル・アムルー(ズ)・ド・トワ) | 上の表現のバリエーション。「Je suis amoureux(se) de toi」と「Je suis fou/folle de toi」を合わせた表現で、意味は同じである。 |
Tu es l’amour de ma vie (テュ・エ・ラムー・ド・マ・ヴィ) | 「あなたは人生で最愛の人です」という意味。めったに聞くことができない、とても強力なフレーズである。 |
Mon cœur bat la chamade pour toi (モン・キュール・バ・ラ・シャマード・プー・トワ) | 「あなたのために心臓がバクバクなっています=あなたを思うとドキドキします」という意味の少し変わった表現。これも「愛してる」と伝えるために用いることができる。 「Cœur(心)」の発音にとても注意が必要。 |
Tu me rends tellement heureux(se) (テュ・ム・ロン・テルモン・ウルー(ズ)) | 「あなたは私をとても幸せにしてくれます」という意味の表現。「一緒にいると幸せ」よりも強いニュアンスが秘められた言葉である。 |
Je t’ai dans la peau (ジュ・テ・ダン・ラ・ポー) | 「君は僕の心身の一部だよ=愛している」という意味の、フランス語独特の表現。極めて珍しい表現であるため、めったに聞くことがない。 |
Sans toi, je ne suis rien (サン・トワ・ジュ・ヌ・スイ・リアン) | 「あなたがいなければ、私は無です」という意味の表現。「究極の愛」のフレーズ。 |
Je ne peux pas vivre sans toi (ジュ・ヌ・プ・パ・ヴィーヴル・サン・トワ) | 「あなたなしでは生きられない」という意味の表現。こちらも「究極の愛」のフレーズである。 |
Il y a une place dans mon cœur pour toi (イリヤ・ユヌ・プラス・ダン・モン・キュール・プー・トワ) | 少し長いが、「私の心にはあなた専用の席があります」という意味の少し詩じみた、おしゃれな表現。「Il y a une place dans mon coeur qui t’attend」と言うこともできる。 ここでも「Cœur(心)」の発音にとても注意が必要。 |
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「私も愛しています」の返事の仕方

では、最後に、好きな人に「愛しているよ」と言われたときに、どのように「私も愛している」と返事をすればよいのかを見てくとしよう。
3-1. 「Je t’aime(ジュ・テーム)」への返事:「Je t’aime aussi(ジュ・テーム・オッシ)」
まずは一番フランスで用いられているフレーズの「Je t’aime(ジュ・テーム)」。
好きな相手からこのフレーズを言われたときには、極シンプルに「Je t’aime aussi(ジュ・テーム・オッシ)」と返せばよい。意味は「私も好きです/愛している」となる。
– Pegiko, je t’aime.(ぺぎこ、君が好きだ。)
– Je t’aime aussi.(私も好きです。)
他にも、「Moi aussi(モワ・オッシ)=私も」と答えても良いのだが、「Je t’aime(ジュ・テーム)」に対しては本の少しだけ素っ気ない感じがしてしまう。どうせなら、「Je t’aime aussi(ジュ・テーム・オッシ)=私も愛している」と返してあげることをおすすめする。勿論、自分も好きである場合に限ってだが。
3-2. 「Je t’adore(ジュ・タドー)」に対する返事:「Merci(メルシー)」
次に、相手に「Je t’adore(ジュ・タドー)」と言われた場合にはどうすればよいか?
前章で説明した通り、「Je t’adore(ジュ・タドー)」というのは、「大好き」という意味ではあるが、「愛している」という「愛」のニュアンスは含まれていない場合が多い。つまり、友人同士でも、「お前のそういうところが大好きだ!」と言うときに「Je t’adore(ジュ・タドー)」を用いたりする。
したがって、「Je t’adore(ジュ・タドー)」と誰かが言ってきた場合には、その相手が恋人ではない限りは、特に「Je t’adore aussi(ジュ・タドー・オッシ)=私も大好き」という返事を期待しているわけではなく、シンプルに「Merci(メルシー)=ありがとう」と返答してあげればよい。
– Pegiko, je t’adore!(ぺぎこ、君が好きだ。)
– Merci, c’est gentil.(私も好きです。)


3-3. その他のフレーズに対する返事:「Moi aussi(モア・オッシ)」
続いて、前章で紹介してた他の「愛している」のフレーズ、「Je suis amoureux(se) de toi(あなたに恋をしています)」や、「Tu me rends tellement heureux(se)(あたなは私をとても幸せにしてくれる)」などと言われた際にはどうすればよいのか?
その時にも、非常に簡単な返事の方法がある。「Je t’aime(ジュ・テーム)」の場合には「Je t’aime aussi(ジュ・テーム・オッシ)」と返事した方が良いと先程書いたが、上のような長いフレーズに対しては、シンプルに「Moi aussi(モワ・オッシ)」や「Toi aussi(トワ・オッシ)」と回答して全く問題がない。つまり、「私も!」という返事をすればよいのである。
– Pegiko, je suis amoureux de toi!(ぺぎこ、君を愛している。)
– Moi aussi!(私もよ!)
– Pegiko, tu me rends tellement heureux!(ぺぎこ、君は僕をとても幸せにしてくれる。)
– Toi aussi!(あなたもよ!)
3-4. 「私も~」ではない場合はどうするか
では最後に、場合によっては「Je t’aime(好きです/愛している)」と相手に言われても、自分はそうでもないときがあったりする。
その際には、一体どのように断るべきなのか?
方法は勿論多々存在するのであるが、今回の記事で書いてしまうと非常に長くなってしまうので、別の記事で紹介する。興味がある方は以下の記事をご参考ください:

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